大学概要【2017年度実施分】現場触発型アクティブラーニングの実践~初年次導入教育とFSP
経営学部
経営学部では、学生による主体的な学びの醸成を目的とした産学協同での課題解決型・初年次教育プログラム「Future Skills Project(以下FSP)講座」を引き続き実践します。本プログラムは、企業の協力を得ながら、卒業までに身につけるべきものが何かを1年生前期の時点で気付かせることを念頭に、協力企業が提案したリアル且つ高難易度の課題に取り組ませることを主旨としています。より具体的には、学生5?7人を1つのチームとし、2つの企業から出される課題にチームで取り組み、考え至った解決策をチームごとにプレゼンテーションさせ、これに対し企業側に講評およびグループごとの順位づけを行ってもらうという流れになっております。この過程で、予備知識がない受講生たちは失敗を体験するのですが、その失敗から自分の弱み、そしてそれを克服するには大学での学びが如何に重要かを認識することになるのです。同時に、企業が求める能力と自身の能力とのギャップを感じてもらうことで、4年間の科目を体系的に選択することにも役立ててもらうことを企図してい。
ACTIVITY
活動報告1
2017/05/01
2017年4月25日(火)3クラス6ゼミ(基礎ゼミ)、同5月1日(月)に1クラス2ゼミで、本年度FSPが実質的にスタートしました。過去最大の実施規模となります。
1社目の企業講師から、今年も難易度の高い課題が提示されました。具体的には、以下のような課題です。
<相川・村上クラス>
羽根田商会:事例を研究し、羽根田商会独自のインターネット販売戦略を提案してください。
<田代・田澤クラス>
タキヒヨー :あなたはタキヒヨーの社員です。現在のタキヒヨーの売上高構成比は国内の96%に対して海外は4%に留まっています。国内の人口がますます減少するなか、タキヒヨーが海外マーケットに、ブランドビジネスではない方法で、服を供給していくための方策を考えて下さい。
<岸川・宮崎クラス>
JTB中部:海外に興味のない学生に世界に目を向けてもらうにはどうしたらよいかというA大学学長からの依頼に応えなさい。
<今井・橋場クラス>
インテリジェンス「日本で初めてのプログラム「CAMP」を若者市場にブランディングすること。<条件>インテリジェンス広報部所属という立場で取り組む;CSR活動として取り組む;Buzz(バズ)マーケティングを用いる」
いずれも、容易に答えは見つからない難題ばかりです。1年生の皆さん、力を合わせて頑張ってください。
活動報告2(12/26更新)
2017/12/26
2017年5月9日に火曜クラス、同5月15日に月曜クラスで、1社目ご協力企業よりご提示いただいた課題に対する第1次提案が行われました。
今年も課題の本質を取り違えたプレゼンテーションが相次ぎ、企業講師の方からこの点について鋭い指摘がなされました。それ以外にも「取り組んでいる皆さん自身がワクワクする提案を」、「より本気度が伝わる提案を」、「聴衆が心震えるプレゼンテーションを」といった課題への取り組み姿勢に関する厳しい注文が多々出され、ややショックを受けている学生も見受けられました。
こうした挫折感は、例年受講生たちが体験するところで、ここからどう軌道修正していくのかが勝負です。2次提案は2週間後。落ち込んでいる暇はありません。各班一致団結して頑張ってください。