大学概要【2017年度実施分】日本文化プロジェクト

附属高等学校

日本文化プロジェクト
実施責任者:岩崎 政次

グローバル化が進み、海外との交流が増加する中で、自国の文化を学びアイデンティティを再認識する必要性は高まっている。そのため、「和太鼓」「茶道」「華道」「剣道」「柔道」等を通じた日本文化の学習をSGHを核として全校生徒、部活動に取り入れ、国際交流に役立てる。学年、所属を越えて和太鼓を練習、演奏することにより、本校に対する帰属意識を醸成するとともに、外国人との交流を深め、日本文化の豊かさを体験させる。

ACTIVITY

台北市立南港高級中学との交流(5/30更新)

2017/05/30

学びのコミュニティ創出支援事業として認められた予算をもとに、日本文化について学び国際交流に役立てるために和太鼓を購入しました。5月9日に堀田新五郎商店から真新しい和太鼓3台が届き、待ちかねた本校生徒が嬉しそうに受け取りました。これまでは演奏する行事があるたびに同商店からお借りしていましたが、いつでも気兼ねなく練習、発表できる環境に一歩近づきました。
5月24日に台北市立南港高級中学の生徒33名、引率教員3名が来校し、本校国際クラスの3学年93名の生徒が応対しました。歓迎式典の中で、両校代表者、代表生徒の挨拶の後、両校による合唱と演奏の交換がありました。本校は3年の代表生徒が見事な和太鼓の演奏を行い、大きな拍手をもらいました。今回購入した和太鼓の初披露となりました。演奏後の休憩時間には、本校生徒が台湾の生徒に和太鼓のたたき方を手ほどきする姿も見られ、台湾の生徒は見慣れない楽器に興味津津でした。この後の交流会では2年生を中心に9のグループに分かれて生徒討論会が行われました。日本と台湾の「共通点」と「相違点」を見つけ相違点の「背景」について共に考えるというテーマが与えられました。両校の生徒は身ぶり手振りや英語を駆使して何とかコミュニケーションをとり、お互いの理解を深めていきました。グループごとに討論の結果をまとめた発表を行った後、全員で記念撮影を行いました。短い時間でしたが充実した交流をすることができ、最後には抱き合って別れを惜しむ両校生徒の姿も見られました。

真新しい和太鼓が到着

本校生徒による和太鼓演奏

和太鼓を通じた国際交流

台湾の生徒を交えた討論会

文化祭での和太鼓演奏(10/6更新)

2017/10/06

9月16日(土)に開催された附属高校の文化祭において、2年国際クラスの生徒32名が伝統の和太鼓演奏を披露しました。生徒たちは7月初旬より練習を開始し、夏休みも含めて約2か月半の厳しい練習を乗り越えました。国際クラスから名城大学人間学部、外国語学部に進学したOB、OGたちも応援に駆けつけ、厳しくも心温まる激励をたくさんいただきました。今年度、学びのコミュニティ創出支援事業で3台の和太鼓を購入していただいたおかげで、生徒たちは心置きなく練習に打ち込むことができました。当日、「風雅」「秩父」「北斗」という3曲の演奏を無事成し遂げることができました。途中、部活動で練習に参加できなかったり、足の負傷で演奏できなくなったりした生徒もいましたが、最後はクラスが一つになって見事に演奏することができました。クラスの絆が一段と深まった一瞬です。最後まで演奏を見守り、熱心に聴いていただいた来場者のみなさんからも大きな拍手をいただきました。国際クラスの伝統行事がまた次の世代に受け継がれました。

堀田新五郎商店にて太鼓を借りる

気合の入ったソロ演奏

熱演する生徒たち

心を1つに

台湾・國立臺中科技大学での和太鼓披露(12/15更新)

2017/12/15

10月9日から15日の日程で国際クラス2年生の生徒が、文部科学省指定スーパーグローバルハイスクール事業の一環として、台湾とインドネシアに分かれてフィールドワークを実施しました。
台湾でのフィールドワークでは台中市にある國立臺中科技大学の先生方の支援のもと、学生の方々と協働学習を行いました。11日には國立臺中科技大学の方々に歓迎セレモニーを開催していただきました。その中で参加生徒の代表者が和太鼓の「風雅」という演目を演奏しました。演奏に使用した和太鼓は臺中科技大学の和太鼓サークルの皆さんからお借りしました。演奏後に副学長の鄭先生より「これほど本格的な和太鼓の演奏は初めて聴いた。実に見事でした。」とお褒めの言葉を頂きました。演奏した生徒は、事前に学びのコミュニティ創出支援事業で購入していただいた太鼓で長期間に渡り練習をしており、その成果の披露・日本文化の発信として良い機会となりました。

代表生徒の挨拶

演奏準備完了

國立臺中科技大学

協働学習の様子

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ