大学概要【2018年度実施分】広げよう!活用しよう!学生とつくるTW75自習スペース~学内インターンシップ事始め~

学務センター

広げよう!活用しよう!学生とつくるTW75自習スペース~学内インターンシップ事始め~
実施責任者:山岸 健三、勝浦 正樹

本取り組みでは、学内インターンシップ学生と学務センター職員が協力し、学生の多様な学習スタイルに対応した多様な自習スペースを天白キャンパスのタワー75で提供し、学生の学びで満ちたキャンパスづくりを目指します。
 まずはじめに、学務センターで学内インターンシップ学生を募集し、自習室管理・運営業務に必要な接客マナーと調査スキルについて、参加学生に研修を行います。天白キャンパスタワー75の学部学生自習スペースを、インターンシップ学生が学部学生の多様な学習スタイルを正確に把握するために調査します。調査結果に基づき、インターンシップ学生と学務センター職員でチームを組み、自習スペースの利用環境(開室時間、提供サービス等)の改善を目指します。また、インターンシップ学生と学務センター職員が協力しながら、自習スペース利用促進や他の学内学習サービスの周知を図り、学生の学びの機会や場所を広げていきます。

ACTIVITY

前期学内インターンシップ参加学生が4回の研修を受けました

2018/06/13

前期の学内インターンシップ参加学生を4月に募集したところ16名の応募があり、10名の学生を採用しました。この学内インターンシップでは、学生が研修やスタッフミーティングに参加しながら、タワー75のT803自習室の管理・運営実務を行います。

採用された10名の学生は、5月に昼休みの30分を活用した研修を4回受講しました。メニューは自己理解(エゴグラム)、心構えとマナー、コミュニケーション1(聞くことと話すこと)、コミュニケーション2(信頼関係を築く)です。コミュニケーション2を増やすことで、昨年度よりプログラムが充実しています。

コミュニケーション2の参加者アンケートから、「初めてあった人と短い時間で親しくなれるスキルを学べた」、「友達との間で意識せず使っていた、オウム返しやミラーリングの効果が学べた」ことがわかりました。

6月にはスタッフミーティングを4回行う予定です。

研修でペアワークをする学生たち

学内インターンシップでスタッフ・ミーティングを体験する

2018/07/02

学務センターによる学内インターンシップは、自習室アルバイト、研修及びスタッフ・ミーティングを組み合わせた教育プログラムです。現在前期プログラムが進行中であり、10名の参加学生は、6月5、12、19、26日(火)昼休みの30分間に4回のスタッフ・ミーティングを行ったところです。
実社会の様々な組織では、日々業務改善、アイデアをまとめる、意志決定、進捗状況の確認、情報共有などの目的で、会議(ミーティング)が行われています。このプログラムでは、4回のミーティングを通じて、参加学生である自習室スタッフが課題解決のためのワークをすすめ完成させます。今回、学務センターの課題『キャンパス内学習量を増やす』を解決するために、「学部学生がキャンパス内自習についてのベネフィットを探る」ワークに取り組みました。リサーチ方法は、インタビューです。学生スタッフは信頼関係を築くコミュニケーションを学び、インタビュー練習を経て、友人学生2名に聞き取り調査を行いました。その結果、静かに集中して学習できる環境に価値をおく人、自由に飲食や相談しながら学習する環境に価値をおく人、空きコマ時間に学習できる手軽さに価値をおく人、学術資料が活用できる環境に価値をおく人など様々であることがわかりました。また、T803学部学生自習室を知らない学生もいたことから、周知をすすめることをスタッフ全員で確認し、ワークを終了しました。

スタッフの意見を傾聴する仲間たち

後期学内インターンシップ参加学生が一日研修を受けました

2018/11/06

後期の学内インターンシップについて10名の学生を採用しました。現在、参加学生は研修やスタッフミーティングに参加しながら、タワー75のT803自習室の管理・運営実務を行っています。
後期10名の学生は、9月12日10:00~15:00に一日研修を受講しました。研修は前期の内容に改善を加え、自己理解(エゴグラム)、社会人の心構えとマナー、コミュニケーション(聞くこと・話すこと、信頼関係を築く)、マーケティングの単元で実施されました。「社会人の心構えとマナー」では、人事経験のある職員が講師となり、採用説明会でのNGな態度と言動例を含めたマナーなどを伝えました。また、普段の態度チェックでは、苦手な人とは挨拶をしない、忙しいと人の話がきけないなど、いくつかの観点で学生が自分を振り返る機会となりました。
研修の参加者アンケートから、「エゴグラムから、自分の気持ちをちょっとした勇気をもって表現し対人バランスを高めたい」、「マナーから、教職員をはじめ社会人と話す機会を増やし、学んだ言葉遣いを習慣化したい」、「マーケティングでは、顧客が支払う対価以上の価値・サービスを提供できれば購入(利用)されることが学べた」といった感想がみられました。
10月~11月にはスタッフミーティングを5回行います。

グループワークの発表をする学生

後期学内インターンシップ参加学生がインタビュー調査を行いました

2019/01/18

現在、10名の学生が後期の学内インターンシップに参加しています。職場の課題を解決するために、彼らはスタッフミーティングでインタビューワークと改善提案を行いました。今回は、10月に実施したインタビューについて報告します。
彼らの職場の課題とは、「天白キャンパス内自習の活性化」です。学生スタッフは、大学スタッフの一員であり、教育サービスを向上し、学生の大学満足度を上げるという大きな使命があります。また、自習室学生スタッフとして、広くはキャンパス自習環境を整備する任務があります。そこで、学生スタッフが、キャンパス内自習の促進要因と阻害要因を抽出するために、自習行動に深くかかわるベネフィット(価値)について学生にインタビュー調査しました(ミーティングでは、更にその結果を分析・検討し、キャンパス内自習スペースの改善提案をまとめました)。
学生スタッフは、「2週間のうちに、2名の学生に自習についてインタビューし、記録書をまとめる」という仕事を任されました。はじめに、学生スタッフはどのような質問をすれば、自習(またはキャンパス内自習)のベネフィットが探ることができるのかを考えながら、インタビュー計画書を作成しました。次に、ミーティングで5人1グループとなってインタビュー計画について報告しあい、自分にはなかった視点を取り入れて計画書を作り直しました。その後、あらかじめ依頼していた友人にアポイントをとり、インタビューを行いました。インタビューでは、予想通りの回答と予想と異なる回答がありました。後者の場合は、スタッフはしっかりと回答を受け止め、次の質問をうまく修正しながら、その人の自習のベネフィットを探りました。その際役立ったのが、研修で学んだ「コミュニケーション・スキル」です。相手への関心や共感を示す、姿勢、表情、頷き・相槌、繰り返し、要約を実践しました。その結果、インタビューに成功したスタッフもいれば、型通りでおわってしまうスタッフもいました。インタビュー記録書では、実際の質問と回答、インタビュー後の気づきをまとめました。次のミーティングで、再び5人1グループとなってインタビュー結果について報告しあい、調査結果を共有しました。
インタビュー体験は、学生スタッフにとって自習室サービスを深く考える機会となりました。また、同じ課題に取り組み、報告(共有)しあうことで、スタッフ間の仲間意識が強まりました。

インタビュー調査の報告をする学生

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ