大学概要【2021年度実施分】AI時代にICTスキルを活用してコミュニケーション能力を学ぶ多職種連携教育プログラム
薬学部
本取組では、Webキャンパスを活用することによって、異なる大学キャンパスの医療系学部の学生達がグループワークを介して「学びのコミュニティ」を構築し、体験を通してチーム医療を学習します。今年度は、学生が主体となって、「認知症予防をテーマとした市民対象の健康増進教室」を、リアルタイムのオンラインで実施する予定です。コロナ禍の今、地域と学生を結ぶプログラムになることを期待しています。
ACTIVITY
第1回糖オンライン健康増進教室(認知症のおはなし)に向けて、WEBキャンパスの動画教材で参加学生は事前学習を行いました(活動報告1)
2021/09/16
薬学、看護、栄養学部の学生が集まって、一般市民の皆さんに健康増進教室を行うために、事前に学生達は名城WEBキャンパスの「動画教材」で認知症について学習しました。今年度も新型コロナウイルス感染症の影響で、ZOOMを活用して遠隔で実施することになりました。今年度は、9月25日に、学生がオンラインで「認知症の概要」「認知症の予防」をテーマに発表し、一般の市民の方に見ていただく予定です。第1回糖オンライン健康増進教室IPEに向けて、参加学生は2021年8月28日にZOOMでミーティングする予定です。
第1回糖オンライン健康増進教室に向けて多職種の学生がZOOMで集まりました(企画ワークショップ)(活動報告2)
2021/09/16
2021年8月28日、ZOOMを活用して「第1回糖オンライン健康増進教室(多職種連携教育)」を開催しました。今回は、名城大学の薬学生6名をはじめ、名古屋学芸大学の栄養学生、一宮研伸大学の看護学生の計14名の学生が参加しました。このプログラムは、2日間行われ、次回9月25日にはZOOMで市民の皆さんを対象にした「第1回糖オンライン健康増進教室」を行う予定です。今年度のテーマは「認知症」です。学生たちは2班に分かれて、「認知症の概要」「認知症の予防」をテーマに教室開催の計画を立案しました。ワークショップ以降は自宅や大学などで約1ヶ月間、ZOOM、名城大学IPEのWebキャンパスを利用して話し合いを行う予定です。
第1回オンライン健康増進教室を開催しました(活動報告3)
2021/09/28
令和3年9月25日、ZOOMを使用して第1回オンライン健康増進教室を実施しました。名城大学の薬学生、名古屋学芸大学の栄養学生、一宮研伸大学の看護学生の計13名の学生が2つの混成チームに分かれ、「認知症」をテーマに日常生活に役立つ情報を提供しました。今回は、一般市民の団体が参加する予定でしたが、緊急事態宣言の影響で、高齢者が対面で参加できないこととなり、オンラインでの参加が可能な成人の方に参加していただきました。
「はむすたー」グループは、「認知症を「自分事」として考えてみよう」をテーマに、各学部から認知症についてクイズ形式で発表を行いました。最初は、「もの忘れ」と「認知症の症状」の違いについて質問した後、「認知症の症状」「認知症の種類」「認知症の治療」「薬の剤形」「最近の新薬」「認知症サポーター」について分かりやすく説明しました。一方、「Nagaiki Lady(ながいきレディ)」は、認知症の予防をテーマに「100歳まで元気に生き続けるための一歩-~認知症の予防~」と題して発表しました。参加者の方には、自身の日常生活での「食事」「薬の飲み方」「人とのかかわり方」について振り返っていただき、「バランスの取れた食事」「正しい薬の飲み方」「話の内容」について紹介しました。最後には頭と体を使う運動「コグニサイズ」を紹介し、画面越しではありましたが、参加者全員でコグニサイズを体験しました。
今回は対面での発表はできませんでしたが、参加した方からは、「わかりやすい内容だと思う」「明日から取り入れてみようと思う」「発表内容に動画など工夫があり素晴らしかった」などのコメントをいただきました。学生達はこの日のために、数回ZOOM会議やWEBキャンパスを通して話し合いやリハーサルなど、準備に追われてきました。しかし、市民の方のコメントや当日の達成感を感じたのか、「間に合うか心配だったけど発表してよかった」、「多職種の学生たちと協力してやれてよかった」「ほかの学部のことが知れた」などの声が聞かれました。オンライン健康増進教室の貴重な経験は、他職種の学生との協働を学ぶとともに、それぞれの専門性を発揮する機会となり、学生自身大きく成長することができたのではないかと思われます。