大学概要【2021年度実施分】地域のまちづくり活動(中山間地域の課題解決)

理工学部

地域のまちづくり活動(中山間地域の課題解決)
実施責任者:谷田 真

本プログラムは、中山間地域で暮らす住民や団体、行政と連携をとりながら、その土地が抱えている社会的課題の解決を図りつつ、その土地の魅力を活かしたまちづくり活動を学生たち主体で取り組むものである。本年度も、前年度に引き続き、中山間地域における「理想の住まい方」として、地域の魅力や特徴を十分に取り入れた、ハードとソフト両面からアプローチする「モデル」を提案する予定である。

ACTIVITY

木育ワークショップの実施

2021/12/08

森のワークショップセットを学生たちとともにデザイン

「森を五感で感じるワークショップ」を「ららぽーと愛知東郷」にて展開した。コロナ禍で移動制限がある中、身近で森や自然を感じてもらう目的で実施。学生たちが大学の外に出て、地域住民とのワークショップによる気付きや刺激により、学生の成長を促した。また、学生たちの関わりが、中山間地域を活性化させ、地域社会への貢献にも寄与している。

地域住民とのワークショップ

中山間地域が抱える課題を理解する

アイデア・キャンプ in 犬山

2021/12/16

今回は、地産材(県産材)を活用しながら、子育て世代の課題解決に向けたプロダクトを自主制作する企画です。企業が持つ、ものづくり工場と隣接する空き地を使って、屋内外ワークショップを展開した。
非日常空間での取り組みで、アイデア出しを加速させることを狙いとした。条件としては次の3点。①中山間地域を意識した木工にこだわる。②社会課題解決など、SDGs取り組みにつながることを必須とする。③作って終わりにしない、自ら使う、あるいは市場やユーザーに評価され、作り手にフィードバックされる。
学生たちは、大学の外に出て、専門家たちと協働することによる気付きや刺激があり、学びや成長につながった。また、このワークショップを通して、中山間地域や地域社会の課題にも目を向ける取り組みとなった。

ものづくり工場に隣接する空き地にて、ワークショップのキックオフ。テーブルやペン立てなど、多くの備品が、手作りの木製品で作られている。

木片など製品加工途中で発生する端材を活用して、アイデアを書き込んだり、ビス留めしたりした。通常とは異なる素材感で、アイデアを加速させる。

工場内の一角でプレゼンタイム。3グループに別れて、今回の成果を発表し、質疑応答した。木材料に囲まれた空間が、学生たちの五感を刺激する。

最後にワークショップ企画関係者と集合写真撮影。学生たちは、社会で活躍するデザイナーや技術者との協働を通して、刺激を受け、学びや成長につながった。

中山間地域の移住・定住対策を考える in 長野県南木曽町

2021/12/22

今回は、学生たちの発想で、中山間地域の移住・定住対策や観光振興につなげることを目的とした取り組みである。同エリアにある宿場の見学や、移住体験住宅の改装モデルとなる空き家の調査、地元住民へのヒアリングなど一連の活動を現地訪問とオンラインを併用して実施した。

学生たちは、大学の外に出て、他者との協働を通して、気付きや刺激があり、学びや成長につながった。また、実在する空き家の改装設計を通して、大学授業で培ったスキルを実社会に活かす経験をした。

フィールドワークを通して、中山間地域の実態を肌で感じる機会となった。

地域住民へのヒアリングを通して、具体的なまちの課題を抽出、整理した。

移住体験住宅の改装モデルとなる空き家の調査に入る。

実在する空き家の改装設計に向け、ヒアリングを通して現地で進める。

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