大学概要【2022年度実施分】地域のまちづくり活動(中山間地域の課題解決)

理工学部

地域のまちづくり活動(中山間地域の課題解決)
実施責任者:谷田 真

本プログラムは、中山間地域で暮らす住民や団体、行政と連携をとりながら、その土地が抱えている社会的課題の解決を図りつつ、その土地の魅力を活かしたまちづくり活動を学生たち主体で取り組むものである。本年度は、中山間地域における「理想の暮らし方」として、地域の魅力や特徴を十分に取り入れた、ハードとソフト両面からアプローチする「モデル」を提案する予定である。

ACTIVITY

岐阜県荘川町音楽フェス・ステージ等の構想スタート

2022/12/08

7/18、運営スタッフよりイベント構想、制作するステージの説明を受ける。スクリーンに映し出された模型写真や図面を確認しながら、実際に制作に関わるステージのイメージと、学生たちのアイデアを進めるモニュメントへのイメージを膨らます。

8/2、イベント会場となる一色の森キャンプ場の視察。ステージ部分のモックアップを利用してステージの組立イメージの説明と会場の利用イメージを共有し、学生提案のモニュメントのイメージをより膨らませた。

8/8〜9/12、単管を利用した部材の組立についての基礎知識の共有。学生提案モニュメントは複数案を検討、最終候補の模型を制作し最終案を決定。途中、現地視察を経て、学生たちが考えたモニュメントについての構想を各自のイメージスケッチや参考写真を用いて、施主とディスカッションしイメージの共有をする。このプロセスで、学生たちは、実施計画に向けての具体的なイメージを醸成することができた。

学生たちが運営スタッフよりイベント構想、制作するステージの説明を受ける

岐阜県荘川町一色の森キャンプ場の視察をする学生たち

モックアップを利用して組立イメージを共有。学生提案のモニュメントのイメージを膨らます

学生たちの構想をスケッチや参考写真を用いて、施主とディスカッションしリアルな課題を話し合う

施工検討と岐阜県荘川町の現場での調査

2022/12/08

8/21、9/2、場所をキャンパス内から現場となるキャンプ場に変え、実施計画及び施工のための検討を行う。実際に単管の試し組を行い、単管の特徴を把握する。また、学生たちが提案を行っているモニュメントについて、部材がどのくらい必要か検討する。さらに工具の使い方や組み方のレクチャーを受けながら、指導者の下、学生たちが主体となって組み立て作業を行う。実際に利用する材料の寸法確認や、設置する場所の状況の確認を学生自身が行い、施工にあたっての注意事項の抽出についても、指導者の下、学生たちが行った。

学生たちによる単管の試し組み

必要な部材の検討や工具の使い方レクチャーを実施

材料の寸法確認や、設置する場所の状況の確認を学生自身が行う

本番の環境に合わせてライティング等の検討、注意事項の抽出についても行った

部材買い出し、部材加工、部材組立、竣工へ

2022/12/08

9/17、9/27-29にかけて、ホームセンターにて学生たちが必要部材の購入検討、材料比較を行った。学生たちは3グループに分かれて、現場のキャンプ場に出張し作業を行った。第1グループは、計画図に合わせて各材料の切り出しを行い、全ての部材にヤスリをかけ細部まで丁寧に仕上げた。またロゴサインの部材には塗装を行い、接着し、装飾照明の配線を行う。第2グループは、ステージやモニュメントの基礎となる単管パイプに自在クランプを用いて組み立てを行った。モニュメント土台には、ロゴサインやテント幕、装飾照明の設定を行った。第3グループは、組み上がったステージ舞台に設置する木製アーチを組み立てた。

以上、7月から10月までのおよそ4ヶ月間の一連の取り組みを通して、実際にステージや学生自身が考えたモニュメントを組み立てることで、スケール感と達成感、机上では理解しがたい制作の注意点や醍醐味を知ることができ、有意義な学びの機会となった。

ホームセンターにて学生たちが予算が抑えられるよう材料比較を行い、選定する

単管パイプに自在クランプを用いて組み立てを行った。またロゴサインやテント幕、装飾照明の設定を行った

ステージ舞台に設置する木製アーチの組み立て

最後は学生たち皆で立ち上げたアーチの完成

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