大学概要【2019年度実施分】設計・施工から携わる実践的な木造建築に関する学び

理工学部

設計・施工から携わる実践的な木造建築に関する学び
実施責任者:岡田 恭明

本プログラムは、木造建築を企画・設計から施工までを学生が主体となって行う、大学では得られない学びの場を形成する取り組みである。その中心は、毎年夏休みに岐阜県中津川市加子母にて開催されるインターユニバーシティ・サマースクール「加子母木匠塾」である。この活動では、全国から集まった学生たちが、建物・設備の設計から実物製作までを、地域と一体となって主体的に行っている。これに加えて、設計や積算、木工技能の修得・訓練、施工を学生が主体的に行う機会として、豊田市旭地区でのツリーハウス制作も実施する。

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ACTIVITY

活動の新入生向け説明会

2019/04/18

4月18日と25日には新入生向けに加子母木匠塾の活動を紹介する説明会を行いました。
説明会には新入生約70名が参加し多くの学生が本活動の中心イベントである加子母木匠塾に興味を示していました。

説明会の様子

技能講習

2019/04/18

本工期に向けて、加工技術の習得・向上を目的に月に一度技能講習を行いました。
4、5人のチームで協力して月ごとに異なる加工をこなします。回を重ねるごとに与えられる加工は難しくなり参加者は苦戦していましたが、同時に技術が身につき、本工期を楽しみにする姿が見られました。本工期前に全員が集まる機会があることで親睦にも繋がりました。
実施日:4/28、5/19、6/9、7/14、8/1、8/5

加工風景1

加工風景2

木材についてのレクチャー

参加者集合写真(8/5)

本工期説明会

2019/07/14

7月14日には本工期に向けて説明会が行われました。
本工期に参加する45名が集まり、今年度の制作物の発表や、お世話になる加子母での生活のルールの確認を行いました。

本工期説明会

本工期

2019/08/09

2019年度の本工期は8月9~26日の18日間に渡って行われ、参加者は全国から集まった他大学の生徒も合わせると約300名に上りました。
本工期では地元の工務店の方から加工場をお借りして部材の加工・組立を行い、制作物の竣工を目指します。
作業していく中でうまくいかないこともありましたが、無事竣工させることができました。
作業の合間には地域交流イベント、寺子屋体験などが企画され、地域の方や他大学の学生と交流を深めました。
この18日間では、実際に設計したものを形にすることや大人数での共同生活などを通して、普段の学校生活では味わえない経験、学びを得ることができました。

制作物の前での集合写真

加工風景

加工場での仮組

現場での組立

今年度の制作物

2019/10/29

今年度は昨年度に引き続き、「道の駅加子母」の方が利用する備品倉庫を制作しました。
「お店の備品を置くことができ、かつ水槽にも屋根をかけて欲しい」というお施主様のご要望をもとに、出来るだけ小さいコストに抑えながら、横長になる制作物の屋根の長い桁の継ぎ方を考えたり、水槽側の構造を強くするための筋交いを付けたりしました。
慣れない基礎工事や悪天候などに苦戦しましたが、無事竣工を迎えることができました。
お店の方々にたくさん利用していただき、長く活躍する倉庫となってほしいです。

制作物完成写真

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ