大学概要【2020年度実施分】プログラミングコンテストを通じたITエンジニア育成プロジェクト

理工学部

プログラミングコンテストを通じたITエンジニア育成プロジェクト
実施責任者:山本 修身

モチベーションの高い学生のスキルとIT業界で求められるスキルの乖離を解消するため,最新のITサービスやツールに関するワークショップや企業のエンジニアによる開発セミナー等を開催し,学生のITスキルの向上およびシステム開発に関する理解を深める.また,スマートフォンアプリ開発やハッカソン,アイデアソンなどのコンテスト参加やグループワークを通じて,学生の主体性や協調性の向上も図り,即戦力となるITエンジニアを育成する.

関連リンク

ACTIVITY

Day 1:プロジェクトキックオフ & Slackハンズオン

2021/02/03

6月25日(木) 18:10~20:00に,Zoomを利用して以下のオンラインセミナーを開催しました.講師は鈴木准教授が行いました.96名の学生が参加しました.

(1)キックオフ:本プロジェクトの目的,進め方,諸注意などの説明
(2)Slackアカウントの作成および初期設定
(3)Slackハンズオン

オンラインでチームコミュニケーションツールSlackのアカウント作成手順および設定について説明し,学生はパソコンとスマートフォンの両方を使って,Slackを利用できる環境を整えました.アカウント作成後,早速,Slackを使ったコミュニケーションの方法を確認しており,IT業界でよく利用される最新の世界的ツールでも,ほとんどの学生はすぐに使えることが確認できました.

鈴木先生によるプロジェクト説明

オンラインSlackハンズオンの様子

オンラインハンズオンに参加した学生1

オンラインハンズオンに参加した学生2

Day 2:Macビギナーズ勉強会

2021/02/03

7月15日(水) 17:00~19:00に,Zoomを利用して以下のオンラインセミナーを開催しました.講師は鈴木准教授が行いました.8名の学生が参加しました.

(1)Macの基本操作:ショートカットキーでスピーディーに操作
(2)トラックパッドのジェスチャーで快適操作
(3)MacでWindowsを使おう(仮想環境の構築)
(4)WindowsとMacの違いを知る

情報工学科では今年度の1年生よりPC必携化を開始しており,初めてMacを購入したという学生もいます.学生からの質問に対して解説したり,実演したりすることにより,Macの理解度が向上したと思います.IT業界ではMacを好んで使うエンジニアが多く,早い段階でMacの操作方法やWindowsとの違いを理解することで,Macを使いこなせる人材になってもらいたいです.

鈴木先生による勉強会

ショートカットキーの解説

VMware Fusionを利用した仮想環境の構築

オンラインで質問する学生

Day 3:オンラインアイデアソン

2021/02/03

7月16日(木) 18:10~21:00に,Zoomを利用してオンラインアイデアソンを開催し,学生14名が参加しました.今回は社会連携センターとヤフー株式会社との連携イベントとして企画し,社会連携センターの山本主査と宮原コーディネーター,ヤフー株式会社の河原崎様と葛城様および情報工学科の鈴木准教授がファシリテーターとして下記の内容を実施しました.

(1)オープニング:イノベーションとは?
(2)アイデアソンって何?
(3)アイスブレイク
(4)個人ワーク,ペアブレスト,ブラッシュアップスケッチ
(5)アイデア投票,アイデアレビュー
(6)チームビルディング,発展ブレスト
(7)ピッチトーク
(8)講評

「○○をwithコロナ・after時代用にアップデートせよ!」というテーマで,学生は自らのアイデアをひねり出し,出てきたアイデアをブラッシュアップさせて具体化させる方法や,参加者のアイデアをレビューすることにより,多様な考え方や自分では気付かなかった視点があることに気付いたり,コロナ禍によりFace-to-Faceで大学に集まれない中,SlackとZoomを活用し,オンラインでもグループワークが十分にできるということを知ることができました.また,ヤフーのエンジニアから直接講評をいただいたり,大学教育開発センター長の山田宗男教授からも本取り組みに対するコメントを頂いたり,非常に内容が濃く,貴重な経験ができました.

アイスブレイクの様子

アイデアソンのテーマ発表

学生によるアイデア発表

参加者による記念撮影

Day 4:HTML、CSS、JavaScriptで数字クリックゲームを作ろうワークショップ

2021/02/03

7月30日(木) 18:00~21:00に,JavaScriptを使ってミニゲームを作りながらWebプログラミングの基礎を学習するワークショップをオンラインで開催し,学生26名が参加しました.今回はヤフー株式会社との連携イベントとして企画し,ヤフー株式会社の中村様,河原崎様,葛城様および情報工学科OBでもある小島様を講師およびサポーターとしてお招きしました.

ランダムに配置される数字を小さい順からクリックしていくゲームを題材に,JavaScriptからHTMLを制御する方法や,数字をクリックすることでプログラムが動作するイベントドリブンの考え方などを学習しました.プログラミングのワークショップの後,Sli.doを使ってIT業界でエンジニアとして働くために必要なことなど,学生からの様々な質問に対して,ヤフーのエンジニアが本音で回答してくれる貴重な機会となりました

ヤフーの講師の皆様

中村様によるワークショップ

Webプログラミングの様子

キャリアに関する質問会

Day 5:WebGISワークショップI

2021/02/03

11月25日(木) 18:10~21:00に,研究実験棟Ⅲ-301“innovation hub”でWebGISワークショップを開催し,学生11名が参加しました.今回はCode for Nagoya名誉代表,E2D3.org名古屋支部長,OSGeo日本支部理事などの肩書きのある宮内様を講師としてお招きし,全3回のプログラムのうち,初回はGoogle Maps APIを使って地図上にオブジェクトを表示するプログラミングを行いました.

学生は各自のパソコンを持ち込み,JavaScriptを用いてプログラミングをした後,宮内様が用意したサーバ上にHTMLファイルやJavaScriptファイルをアップロードして実際に動作確認を行いました.初回はフロントエンドのプログラミングを体験し,次回はサーバサイドプログラミングを学びます.

宮内様の自己紹介

ワークショップの様子

ワークショップの様子

学生のプログラムを動作確認

Day 6:WebGISワークショップII

2021/02/04

12月2日(木) 18:10~21:00に,研究実験棟Ⅲ-301“innovation hub”でWebGISワークショップを開催し,学生11名が参加しました.前回に引き続き,講師はCode for Nagoya名誉代表の宮内様で,ワークショップ2回目はサーバサイドプログラミングを行いました.

学生はPHPとSQLを用いて,データベースから目的となる緯度経度などのデータを抽出し,Google Maps上に表示する演習を行いました.学生は作成したプログラムをPCやスマホで動作確認し,サーバサイドプログラミングの理解を深めることができました.次回はフロントエンドとサーバサイドを組み合わせたシステムに仕上げていきます.

宮内様による解説

解説を真剣に聴く学生達

プログラミングの様子

作成したプログラムの動作確認

Day 7:WebGISワークショップIII

2021/02/04

12月9日(木) 18:10~21:00に,研究実験棟Ⅲ-301“innovation hub”でWebGISワークショップを開催し,学生11名が参加しました.前回に引き続き,講師はCode for Nagoya名誉代表の宮内様で,ワークショップ最終回はフロントエンドとサーバサイドを組み合わせたシステム開発を行いました.

UberやPokemon GOなど,位置情報を活用したサービスやゲームなどを紹介し,位置情報をどのように有効に活用するのか解説があった後,WebGISプログラミングを実践しました.学生はGoogle Mapsで表示した範囲の緯度経度に基づき,データベースからオブジェクトの位置情報を抽出して地図上に表示する課題に取り組みました.位置情報を活用することにより,表示時の応答時間を短縮できることや,JavaScriptを使ったWebサーバとの非同期通信を行うAjaxの仕組みなどを知ることができ,Webプログラミングの全体像を学ぶことができました.

宮内様による解説

解説を真剣に聴く学生達

プログラミングの様子

プログラミングの様子

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ