大学概要【2016年度実施分】「名城大好き!」学生を増やす学生ピア・サポート

学務センター

「名城大好き!」学生を増やす学生ピア・サポート
実施責任者:勝浦 正樹、山岸 健三

学生は、学生生活を通じて自己アピールや成長するための様々な機会を求めています。学生ピア・サポートの活動は、そのような学生の期待に応えるための一活動です。学生の助け合い活動のリーダーとなるピア・サポーターには、専門的な知識・スキルが不可欠です。名城大学学務センターではピア・サポーターである「学生協力員」に対して、本学の歴史、スピリッツや学内資源の知識を含めたサポーター研修を企画・実施し、活動を支援しています。この取組を通じ、本学の教育と学生支援の向上を目指すとともに、大学満足度や帰属意識の高い学生を輩出していきます。

ACTIVITY

学生協力員の新入生支援活動 (6/9更新)

2016/06/09

学生協力員「ぴあさぽ」は、新入生支援活動として「友達作り」イベントを実施しました。イベントは、4月14日、28日、5月12日、26日の4日間開催され、参加者同士が楽しくコミュニケーションが取れるようなゲーム企画でした。ピアサポーターの先輩との交流を楽しみの一つであり、4回ともイベントに参加してくれた1年生もいました。写真は、「人間知恵の輪」ゲームの様子です。

「人間知恵の輪」ゲームの様子

ビブリオバトルで人をつなぐ (6/14更新)

2016/06/14

6月9日午後5時からピアサポート・ルーム(共通講義棟南3F S309)において、学生協力員「ぴあさぽ」のつなぐチームが「名城ビブリオバトル」を開催しました。会場には本好きの学生や職員が集まり、バトラー(おすすめ本を紹介する人)6名のプレゼンテーションを聞いた後、ディスカッションを行いました。最後に、一番読みたくなった本(チャンプ本)を参加者の投票で決定しました。学生協力員はビブリオバトルで人と人をつなぐこのイベントの成功体験を糧に、今後も学生同士、学生と教職員をつなぐ取組を進めていきます。

学生協力員が七夕イベントを開催し、学生の願いを共有しました。(7/11更新)

2016/07/11

6月30日(木)から7月7日(木)まで、タワー75 2F学生ホールに七夕飾りを設置し、学生に願いを短冊に書いてもらうというイベントを学生協力員が企画・実施しました。多くの学生が短冊を書いてくれたため、急遽、共通講義棟北 1F学生ホールに七夕飾りを増設し対応しました。参加した学生は短冊を書きながら、他の学生の書いた短冊を読み、友達同士で話すことで、願いを共有していました。願いで目立ったのは、「試験の成功」、「資格取得」、「幸せになれますように」などです。中には「海外大学院への進学」もありました。7月7日の時点では約500枚の短冊が飾られ、学生協力員は学生の願いを共有する七夕イベントを成功させました。
また、7月7日(木)16:30からタワー75 15Fレセプションホールにてゲームイベント「七夕の会」を開催しました。約20人の学生でミニゲームや巨大折り紙を行い、学生協力員と一般学生の交流を深めました。

学生協力員が他大学の学生交流イベント参加報告を行いました。(10/14更新)

2016/10/14

学生協力員5名と担当職員1名が9月10日(土)~11日(日)に岡山大学教育改善学生交流「i*See2016」に参加しました。10月11日(火)5時限目にピアサポート・ルーム(S309)において、参加者から山岸学務センター長へイベント参加報告を発表形式で行い、学生と教職員あわせて16名の参加がありました。
学生の発表では、他大学の学生FDの取り組みとして「学バス」(学生目線のシラバス)やSCOT(学生による授業コンサルティング)などの紹介がありました。また、本学においても、教育環境改善を含めた学生FDの取り組みが必要ではないかといった意見が述べられました。
参加した教職員から学生協力員へ、「学生の声をまとめて教職員へ伝えてほしい」、「学生協力員のみなさんが主体的に活動することで大学全体がよくなる」といった感想が寄せられました。
学生協力員からは、「大学の改善について、やれることは多いと感じた」、「学内の施設、資源などを活用して、学生のサポートを行いたい」といった感想がありました。
学生協力員のピアサポーター活動開始から1年が立ちました。学生協力員と担当教職員と協力しながら、より一層の活躍ができるよう邁進します。

学生協力員(まなぶチーム)が第1回教養講座を実施!(11/28更新)

2016/11/28

学生協力員が11月22日(火)16:30~18:00にピア・サポートルーム(S309)において初めての教養講座を実施し、14名の参加者がありました。教養講座では、人間学部畑中美穂准教授が「対人関係のストレス」をテーマに講義をした後、参加者でグループディスカッションをしました。
教養講座は、学生の自由な興味関心による学びをねらいとした学生企画の講座です。今回の企画は、学生協力員が「自分たち学生が正課外で学びたいこと」を話し合うことからスタートしました。学生協力員は議論を繰り返すことで学びたいことを明確にし、自分たち学生が抱える日常課題の解決を目指す内容にしようと決めました。そのテーマが「対人関係のストレス」です。次に学生が取り組んだのは、テーマにあった講師選びです。企画担当である人間学部人間学科2年の箕川さんが中心となり、シラバスなどを参考にして人間学部開講科目である「臨床社会心理学」に着目し、担当している畑中准教授へ教養講座の講師を依頼しました。
参加した理系学生からは、「いつも受講している授業とは異なる内容だったので、新鮮な知的刺激がありました。」といった声がありました。その他の学生からは、「人間関係の改善を気長に待つというストレス対処があり、その方法は自分の健康維持にとって有効であると検証されていることが意外でした」といった感想がありました。
講師の畑中准教授からは、「ストレスの対処法として、信用できる親しい人への相談は有効です。学生協力員のみなさんが学生のサポート源となることで、ストレスに強い学生集団となれます。」といったエールをいただきました。
学生協力員は、学生のまなびを大切にし、その機会をふやす取り組みを今後も行っていきます。

学生協力員(まなぶチーム)がピア・サポーター初任者研修を実施!(12/5更新)

2016/12/05

学生協力員制度は、2015年秋にリニューアルし、ピア・サポート活動を進めています。今年度春に8名、秋に7名の学生が新たなメンバーに加わりました。新入生支援活動をはじめとするピア・サポート活動には、サポーターの研修が必要不可欠となります。学生協力員は初任者研修とリーダー者研修などを受講し、本学学生のサポート活動に備えています。

11月30日(水)5時限目にピア・サポートルーム(S309)にて、2016年度初任者研修を実施しました。今回の初任者研修は、学生協力員(まなぶチーム)が研修企画を担当し運営し、10名が受講しました。研修は、「学生協力員について」、「名城大学の歴史とスピリッツ」、「コミュニケーション研修」の3部構成で行われました。「コミュニケーション研修」の部では、受講者は「偏愛マップ」(自分の大好きなことをたくさん書いたもの)を手に2人1組となり、2分間話すことを4セット行いました。受講者は、相手の興味・関心がわかれば会話が続くことに気づき、普段から他者への関心を寄せることの重要性を学びました。

学生協力員「まなぶチーム」は、自由な学びをテーマとする「教養講座」、ピア・サポート研修、合宿を担当するチームです。今回の初任者研修は、自身の学生協力員活動をふりかえり、必要だと思った情報を議論し、90分で構成しました。
研修企画を担当した経営学部4年中川さんは「自らが所属する組織(名城大学・学生協力員)やそのメンバー(学生協力員・サポート対象の学生)に興味・関心を持って行動することでピア・サポート活動がよりよいものになっていく」とコメントし、ピア・サポート活動と研修の深い関連性を実感しています。

全体の様子

偏愛マップペアワーク①

偏愛マップペアワーク②

学生協力員(まなぶチーム)でリーダー者研修を実施!(1/6更新)

2017/01/06

12月17日(土)10時から17時に研究実験棟ⅡK-261多目的室にて、2016年度リーダー者研修を実施しました。学生協力員のみではなく、スチューデントアシスタントやボランティア協議会からも参加があり、計14名で受講しました。
本研修のねらいは「新入生等学生に対して助言を与え、相談に乗ることのできる学生サポーターに必要な知識、心構え、スキルを修得する。」で、「“聴く・伝える”などのコミュニケーションスキル」や「チームでプロジェクトを推進する力」の向上を目指しています。

講師はプロコーチとして大学や企業向けに人材育成研修を行っている近藤ひろえ氏です。心理学に基づいたコミュニケーションや伝達表現の研修に定評があります。
プログラムは「ピアサポーターの心構え」、「コミュニケーション力の向上と信頼関係の構築」、「リーダーシップ発揮とチームワーク向上」の3部で構成され、ケーススタディやグループディスカッションなど、アクティブラーニング形式で実施されました。
ケーススタディ等で扱う題材は、まなぶチームの学生が学生協力員の活動を振り返り、活動上生じた課題をもとに設定しました。そのため、実際の活動と強く関連しており、今後の活動で生かしやすい内容となっていました。

研修参加者からは「実践できる内容が多いので、やってみたいと思います。」、「相手の聞く状態を確かめてから話すことで伝わりやすくなると分かったので、大勢の人の前で発表する際は生かしていきたい。」などの感想がありました。

学生協力員「ぴあさぽ」研修合宿で新入生サポート力向上!(3/1更新)

2017/03/01

学生協力員17名と担当職員3名が2月27日(月)~28日(火)に昼神温泉「ひるがみの森」にて新入生サポート力向上とチームビルディングを目的に「ぴあさぽ」研修合宿を行いました。

研修のテーマは「発信力」とし、3つのプログラムで実施しました。
プログラム1は、「初対面の人に向けて」です。まずは合宿担当の学生が2人で、今年度に行った、教養講座やリーダー者研修の内容の振り返りや、学生協力員へ事前にとったアンケートを基にした講義を行いました。講義を踏まえたうえで、2人ペアで「自己紹介ゲーム」や「推理ゲーム」を通し、初対面の人たちとの会話で、相手との共通点・相違点を探し出す方法や、相手から知りたい情報を聞き出すためにはどのような質問を行えばよいのか体験を通して学びました。
プログラム2は、「グループでの発信」です。4人が1グループになり、「ポジティブゲーム」「絵を伝えるゲーム」「伝言ゲーム」を行いました。「ポジティブゲーム」では、ネガティブになりがちな事象を、ポジティブに捉えて、発想や気持ちの転換を考えるゲームです。「絵を伝えるゲーム」では、図形を言葉で相手に伝えるものですが、相手にどうわかりやすく伝えるのかが、いかに難しいかを実感しました。「伝言ゲーム」では、4人がそれぞれ起、承、転、結を担当して、ただ言葉を伝えるだけでなく、発展させて話を伝えることを学びました。
プログラム3は、「初心を思い返そう」です。ますは、小学校・中学高校・大学今まで過ごしていく中で、自分で起こった出来事を見つめ直す「自分ヒストリー」を書きました。思い返すことで、自分にとってのルーツや転機を把握し、グループ内で共有することで、相手への理解をより深めることができました。また、「ぴあさぽの活動を始めたきっかけ」を振り返り、共有することで、初心を思い返すことができました。そして最後に、「これからの生活のテーマ」について、合宿を通して学んだ、発信力やぴあさぽの活動について今後について抱負を考えました。

この研修合宿を通じて、参加した学生協力員の団結力を高められました。学生協力員は研修で学んだことを生かして、4月1日からの新入生支援活動を行っていきます。

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