大学概要【2017年度実施分】アウトカム基盤型教育の実現をサポートするIR実践のための基盤システムの構築

薬学部

アウトカム基盤型教育の実現をサポートするIR実践のための基盤システムの構築
実施責任者:大津 史子

薬学部では、アウトカム基盤型教育として、ディプロマポリシーや卒業時に薬剤師に求められる10の資質をどの程度身につけたのかの学修評価が求められている。そこで、これらの学修アウトカムと学習成果との関連や授業評価アンケート結果との関連を分析する基盤システムを構築し、IR(インスティチューショナル・リサーチ)を実践することで、学生の学びを可視化し、教育改善を促し、教育の質保証を行うことを目的としている。2017年度は、昨年度の運用上の問題点を振り返り改善を行うと共に、リサーチクエスチョンに対する分析を実施し、実質的な教育改善の指標を得る。

ACTIVITY

活動報告1(12/5更新)

2017/12/05

学修評価:ディプロマポリシーと10の資質の自己評価の1例

薬学部では、アウトカム基盤型教育として、ディプロマポリシーや卒業時に薬剤師に求められる10の資質をどの程度身につけたのかの学修評価が求められています。そこで、これらの学修アウトカムと学習成果との関連や授業評価アンケート結果との関連を分析する基盤システムを構築し、IR(インスティチューショナル・リサーチ)を実践することで、学生の学びを可視化し、教育改善を促し、教育の質保証を行うことを目的としています。
2017年度は、昨年度の運用上の問題点を振り返り改善を行っています。今年度は、IRの基盤となる履修系統図ポートフォリオの改善を行っています。特に、PC画面からのみ利用できていた「マイノート」や「講義資料」、「動画資料」などを、学生の最も身近なデバイスであるスマホから利用可能なように改善しました。これにより、スマホを学びの機会拡大に利用できるようになりました。図は、履修系統図ポートフォリオの改善した画面です。

活動報告2

2018/02/06

履修系統図ポートフォリオ 教員間情報共有機能の画面

薬学部では、アウトカム基盤型教育として、ディプロマポリシーや卒業時に薬剤師に求められる10の資質をどの程度身につけたのかの学修評価が求められている。そこで、これらの学修アウトカムと学習成果との関連や授業評価アンケート結果との関連を分析する基盤システムを構築し、IR(インスティチューショナル・リサーチ)を実践することで、学生の学びを可視化し、教育改善を促し、教育の質保証を行うことを目的としている。2017年度は、昨年度の運用上の問題点を振り返り改善を行った。その一つとして、アクティブラーニングの実施やミニテストなど、教育の工夫を実施しているが、各科目で実施することで、課題や予習が重なり、学生にとってかえって負担が重なっていることが懸念された。そこで、教員間情報共有機能開発しし、各教員が担当の科目の課題・小テスト等の「予定」を登録し、それを教員間で共有できる機能とした。これは、学生が自身の予定も入力でき、中期的な学習計画を作成するのに役立つと考えている。

活動報告3(2/6更新)

2018/02/06

薬学部では、アウトカム基盤型教育として、ディプロマポリシーや卒業時に薬剤師に求められる10の資質をどの程度身につけたのかの学修評価が求められている。そこで、これらの学修アウトカムと学習成果との関連や授業評価アンケート結果との関連を分析する基盤システムを構築し、IR(インスティチューショナル・リサーチ)を実践することで、学生の学びを可視化し、教育改善を促し、教育の質保証を行うことを目的としている。
 今年度は、これまでにも報告したように、 IRの基盤となるシステムの運用上の問題点の改善を行い、IRを実施する基盤を構築した。その結果、種々の情報の発生源である学生及び教員の使い勝手が向上した。
現在、学習成果と教育の関連を確認するために、種々のリサーチクエスチョンを作成し、IR基盤システムにより収集可能となったデータを利用して、継続的なIRを実施している。具体的なRQの数としては、現在22個用意し、検討を行い、実質的な教育改善の指標を探索している。

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