大学概要【2019年度実施分】化学系リーダーシップ養成プログラム

理工学部

化学系リーダーシップ養成プログラム
実施責任者:永田 央

化学は一つの専門分野のみで完結するものではなく、様々な分野の知識や技術の集約が必要です。応用化学科では、次世代を担う化学技術者の育成を教育目標の主眼におき、体系化した化学専門科目のもと、高度な化学基礎教育を行っています。本プログラムでは、その実践の場である研究活動を主体的に進める事ができる、強いリーダーシップ性を有するスターの養成をめざします。卒業研究をベースとした質の高い研究活動と大学院研究への展開を積極的に支援します。

ACTIVITY

活動報告1

2019/12/26

 本プログラムは、向上心のある学生に対する重点的な支援を通して強いリーダーシップ性を有するスターを養成することを目的としている。さらに該当の学生に対しては、少なくとも研究活動の面でリーダーシップを発揮してもらうために、研究支援を目的とした特別研究推進費と研究推進費で支援する予定である。
 5/23に特別研究推進費の支援対象者について学科内にて選考協議を行った。その結果、修士1年生の坂野友梨さんが選出された。また各研究室から向上心が有り、強いリーダーシップを発揮することが見込まれる学生10名の研究活動に対して研究推進費を通して支援することも決められた。

活動報告2

2019/12/26

 特別研究推進費の支援を受けている学生1名を12/1-12/6の会期にてアメリカ合衆国ボストン市で開催された「2019 MRS Fall Meeting and Exhibit」に派遣した。
 派遣学生から、海外の研究者や学生とディスカッションを行い、アドバイスも頂けたため有意義な派遣であったことが報告された。ただし、英語でのアウトプットに悪戦苦闘したため自身の英語力の向上が必要であると痛感した様子であった。
 また特に印象に残っている点として、海外の学生と自身の発表表現の違いや国内学会との雰囲気の違いを挙げていた。具体的には、海外の学生は説明を簡潔に書き、得られた成果を大々的に押した表現であったこと、国内の学会よりもフランクな雰囲気であったことを挙げていた。
 帰国後の報告では、「国際学会で得られたアドバイスや刺激を忘れずに、大きな熱量で引き続き研究に取り組んでいきたいです。」と結んでおり、今回の海外派遣は非常に有意義であったと言える。

活動報告3

2019/12/26

 研究推進費の支援を受けている学生1名を12/1-12/6の会期にてアメリカ合衆国ボストン市で開催された「2019 MRS Fall Meeting and Exhibit」に派遣した。
 派遣学生から、学会会期中には、自身の研究活動に関連するゲルや電気化学に関する講演を中心に聴講していたと報告を受けた。海外の研究者や学生とディスカッションを行い、アドバイスも頂けたため有意義な派遣であったことが報告された。また、ポスター発表では、英語をゆっくり喋ってもらうなどして議論を進めていたのですが2時間の討論があっという間に過ぎ、英語が苦手でも伝えたいという気持ちが大切であることを実感したとも報告していた。このため帰国後には、海外の多くの研究者と議論するために英語力の向上を目指す必要があると語っていた。
 帰国後の報告では、「今回の国際学会を通じて、研究において良い刺激となり、今後の研究に活かしていきたいです。」と結んでおり、今回の海外派遣は非常に有意義であったと言える。

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