大学概要【2016年度実施分】卒業生連携「つながりをチカラに」キャリアアップセミナー

理工学部

卒業生連携「つながりをチカラに」キャリアアップセミナー
実施責任者:上山 智

卒業生連携“つながりをチカラに“・キャリアアップセミナー
本専攻では、2014年度までに395名という非常に多くの大学院修了生を産業界に輩出している。(※2000年設置の材料機能工学科の卒業生数は1,141名)。その修了生との関係を活用し、社会人基礎力が社会人になってからどのように必要なのかなど修了生の「生の声」を講演してもらうことに加え、少人数でのグループワークを行い、大学院への進学の意義を在学生が理解すること、さらにそれによって普段からの学業への意欲の向上を目指す。また、あわせて大学院修了生の帰属意識の向上をはかる。

ACTIVITY

キャリアアップセミナー実施報告書

2016/10/31

■日 時:平成28年10月15日(土) 10時45分~16時20分
■会 場:名城大学H館
■出席者:名城大学理工学研究科修了生 28名
     名城大学理工学部材料機能工学科学生 54名
     教員 6名
■概要: 名城大学・理工学研究科・材料機能工学専攻では、2015年度(2002年設置)までに428名という多くの大学院修了生を産業界に輩出しています(※2000年設置の材料機能工学科の卒業生数は1,233名)。その修了生との関係を活用し、今回のキャリアアップセミナーではNIMS、トヨタ自動車、Panasonic、東芝、アイシン精機、ジェイテクト、ウシオ電機、東海理化など材料機能工学専攻を修了した28名の卒業生が在学生(学部生・大学院生)に対してキャリアアップセミナーを実施しました。具体的な内容としては、実際に社会で活躍している修了生の「生の声」を講演してもらうことに加え、少人数でのグループワークを行いました。これらの活動を通して、学生に大学時代に養うべき能力や進路選択に向けての一助とすることを目的とすること、また卒業生の大学への帰属意識の向上を期待しています。
また、在学生にアンケートをとった結果、9割以上の学生が、キャリアアップセミナーは自分の進路を考える上で役に立った、また継続して実施すべきという結果であり、引き続き継続的に実施することが重要であることが確認できました。

【当日の状況】
●10時40分~12時30分 講演会
学科長挨拶に引き続き、卒業生の紹介、卒業生代表の以下の3名の講演を行いました。

最初に学科長の上山先生から卒業生、学生に対して挨拶があった。

【講演会の様子】
まず、最初に講演した落合くんは、自らの体験をもとに、大学院で学んでいたこと、また、その後イギリスに語学留学したことなどを講演し、その後アメリカで仕事をしていた経験やアメリカの文化などに関して様々なことを話した。学生からは、アメリカと日本の文化の違いなどに関して様々な意見が出ていた。
2番目に講演した、根賀君は、大学時代の失敗談や研究に没頭した経験、さらには就職後それがどのように活きているのかを実体験をもとに講演しました。現在の職場である東芝の雰囲気や、生き方など様々なことを講演されました。
最後に講演した、井村君は現在、国立研究所である物質材料機構の主任研究員として活躍されています。大学時代、大学院修士課程時代、大学院博士課程時代の経験をもとに現在どのように活躍されているのかを説明された。特に博士課程に進むことの意義などについても講演の中で触れられていた。また、安全に実験を行う上で何を学ぶかなど教育的な話も織り込んだ講演でした。

【学生のコメント】
・発表者の話も為になったが、プレゼン力の高さや技術も学ぶことができた(加藤)
・三人の大学生活の違う人の話を聞けたので広い範囲の話を聞くことができた(大友)
・先輩方の学生時代のエピソードや現在の仕事の内容など多くの話が聞けて楽しかった(久保田)
・とても分かりやすく、また院進学のメリットなどを力強く伝えて頂いたので、将来をイメージするきっかけになったからであった(山崎)
・大学時代にやっておいてよかったことや、院に進学したことで得られるものを聞くことができたのはこれからの残りの学生生活でどういうことをしたらよいか考えられる機会になったので良かった(安江)
・三人とも個性的でそれぞれ話が面白かったのでとても聞きごたえがあった。今後このような講演会が開かれる際にはぜひ聞きたい(竹口)
・落合渉さんのお話を聞いてイギリスに会社をやめて、語学留学に行ったということでとても興味を持って話を聞くことができた。自分も海外に一年語学留学に行きたいと思っていたので自分が本当にやりたいことをすることが大切だと思った(山田)

最初に講演した落合君

学生時代と同様に元気よく講演した根賀君

分かりやすい講演を行った井村君

●12時30分~13時30分 ランチ H102
【サンドイッチ等の軽食を食べながらオープン・ディスカッション】
本ランチは、材料会(材料機能工学科の同窓会)の援助によって実施されました。学生からは、食事をしながらフランクに様々な話ができて良かったという意見が多かったです。

【ランチセッションに関する学生のコメント】
・立食で席の移動もしやすく自由に話をすることができてよかった(内田)
・フランクに卒業生の方々と話ができてよかった(近藤)
・自由な質問の時間として先輩から就職に関する情報を得ることができた(村田)
・同じチームではない先輩と気軽に交流することができたので良かった(水野)
・軽食とともに、ざっくばらんな内容からの話でグループワークに向けてどんな話を聞くか考えられた(森川)
・少しくだけた雰囲気で普段聞けないような質問ができた(森崎)
・グループ外の卒業生の方から直接1対1で話を聞けたので、より自分にとって知りたい情報を聞くことができた(田中)
・楽しい雰囲気の中で就職や進学について話すことができるから(平岩)
・昼食を食べながら、ということなので講演会で聞けなかった質問や少し気になったことなどでも気楽に質問することができてためになった(安江)
・食事をしながらのほうが、企業の裏話などを聞けておもしろい(中野)

ランチセッションの様子

●13時30分~16時20分 グループワーク
8グループに分かれて学生のグループワークを行いました。

【グループワークに関する学生のコメント】
・少人数での話し合いで色々な話を聞けたので非常に有意義な時間であった(村上)
・講演とは異なり面と向かって思っていることを聞けたのでいいものだったように感じる(森)
・自分が考え付かなかった質問が出てそれに対応した回答が聞けた(近藤)
・会話することで自分を知ってもらい、そのうえでアドバイスをもらえることができた(後藤)
・OB一人に対して生徒二人という少人数での会話ができたので、しっかりと話を聞くことができた。今後の自分の生活に役立てたいと思ったためであった(竹口)
・多くの人との対話の中でそれぞれの話が聞けて比較できたから(中野)
・じっくりと落ち着いてOBの方々と話をすることができた。またグループワークということで質問ができ時間があるため回答もよく考えて返答してくれた(水野)
・講演会で話をしてくれた3名と同じグループになることができ、講演会が終わってから気になったことや講演会で聞けなかったことなどをじっくり聞くことができたので少人数で行うグループワークは色々と聞きやすくてよかったと思う(安江)
・講演のときには聞けないような自分が普段疑問に思っていることや悩みについて質問することができるのが良かった(横井)
・自分以外の同じ生徒がどの様な事を考えているのか知ることができ、自分が気付かなかった生徒みんなが持っている将来の悩みを先輩達に相談してみてより自分がこれからどうしていきたいのか将来に対してすごく考えることもできたし、相談して解決したこともあるのでとてもよかった(山田)

■グループワークの様子:(各学生と卒業生が自分の仕事内容や研究に関して説明を行った)

【キャリアアップ全体を通しての学生のコメント】
・実際に企業の方々と話す機会は中々ないので貴重な経験だから。様々な企業の方がこんなに集まるのは中々ないと思う。OB.OGということで親近感もわく(横井)
・自分の今悩んでいることをあらためて考えることができ、そのためにどのような事をしていけばいいのか分かり為になった(吉田)
・活躍している先輩方のお話を聞いて、仕事がどんな雰囲気なのか感じ取れたし大学時代にどんなことを行っていたのかを知ることができた(櫻木)
・社会人ならではの学生時代にすべきことや失敗・成功のお話をよりたくさんの方から聞くことができるとても貴重な体験となった(田中)
・セミナーを通して企業研究の仕方や4年次や院の時のことが少し分かり自分の将来を見つめなおすきっかけになった(内田)
・普通に生活を送っていては会うこともない人たちと実際に会って話をできた。そのため自身を見つめ直すきっかけになった(尾関)
・先輩方がどの様に感じてどのように生活しているのかを実際に会って聞くことができ多くのものを吸収できたと思う(村田)
・これから就職活動か進学するかで悩んでいる時に実際に経験している先輩達のお話が聞けてとても参考になった(山田)
・より具体的に大学院とその後の社会について知ることができた(浦部)
・普段聞けない経験談が聞けて自分の将来を考える良いきっかけとなった(飯田)
・自身に知りたいことについて丁寧に答えてもらうことができた(小曽根)
・研究に対しての考え方や就職活動の方法、就職してから感じられたことを多く聞けた(中野)
・就職についても話を聞けて早めに準備しないといけないと思った(永井)
・大学院に進学するつもりはなかったがもう一度考えるきっかけになった(矢野)
・就職に対する意識や面接での雰囲気などを知れたことであった(磯貝)
・普段聞けないような貴重な話が聞けたので参加してとてもよかった。参加していただいたOBの方々には本当に感謝したい(竹口)
・先輩方の話を聞いて進路について大変参考になった。今すべきことが少し分かってきた(澤村)
・たとえ卒業し就職したのち自分には合わない仕事や上下関係があった場合の対処法やどうすれば自分の仕事にやりがいを持てるかなどのスキルを教えて頂き、とても勉強になった(佐野)
・院へ行こうかまたは院へ行くと決める前に就活をしてもよいかなど迷っていたことがたくさんあり、それらについて話を聞くことができたため、自分の進路を考える上でとても役立つと思う(田中)
・実際に企業で活躍している人の話を聞くことはほとんどなかったのでとても貴重な話が聞けて参考になった(高間)
・学部生として獲得すべき能力や修士課程への進学のメリットを知ることができたから(平岩)
・一方的に話を聞くのではなく、たくさん質問もできとても役に立った。2対1や3対1で質問しやすい場であり、実際に就職活動をした名城の先輩から話を聞けたことはとてもよかった(内田)

キャリアアップセミナーアンケート結果の報告

2017/01/16

平成28年10月に行ったキャリアアップセミナーに出席した在学生にアンケートを行った結果をまとめましたので報告します。(実施概要下・資料:キャリアアップセミナーアンケート結果参照)

参加した学生のほとんどからポジティブな意見があり、学科内で議論した結果、引き続き行うことの重要性が確認できた。

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