大学概要【2022年度実施分】「産官学」連携による新たなスマートモビリティーサービス事業の創出
経営学部
新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない中、社会のデジタル化・オンライン化が急速に進み、モビリティや移動に対する人々の価値観や社会のニーズも大きく変化しています。本プログラムは、「産官学」の連携により、移動課題の解決や地域活性化に貢献できる、新たなモビリティサービスやビジネスモデルの創出を目指す取組みです。
ACTIVITY
株式会社ATグループのご協力により,オープンキャンパスでトヨタの給電機能のPR活動を実施
2022/09/15
7月30~31日,天白キャンパスで対面開催されたオープンキャンパスにおきまして,株式会社ATグループとの産学連携・協働事業の一環として,経営学部の学生計27名がトヨタの給電機能のPR活動を行いました。
当日はトヨタのプラグイン・ハイブリッド車「RAV4 PHV」をキャンパス内に設置,二日間,エンジンは一切かけずに,車に蓄えた電気のみで扇風機と小型冷蔵庫を動かし続け,万一の災害時にはクルマ(トヨタ車)が給電インフラの一部として,広く利活用できることを来場者に実演を交えてPRしました。
活動を見学した高校生や御父母は,トヨタ車の給電機能に新たな魅力を感じるとともに,経営学部の「現場触発型教育」の具体的な取り組みも知っていただく良い機会となりました。
また,同活動には,株式会社山善様より車中泊用防災バッグ,ポンプインエアベッド,ランタン,テーブルなどをご提供いただき,改めて御礼申し上げます。
避難時のクルマの役割について,被災地で学生が聞き取り調査を実施
2022/09/22
現在,経営学部ではトヨタの第1号車を販売した愛知県の老舗ディーラーである愛知トヨタをはじめとするトヨタ車販売店やトヨタホーム愛知などのトヨタ系列販売店,その他あわせて12社を傘下に持つ株式会社ATグループとの産学連携・協働事業として,「人×クルマの活用」をキーワードに,「トヨタの給電機能を使った社会貢献活動」について取り組んでいます。
これは,万一,災害が発生した際に,クルマ(トヨタ車)が給電インフラの一部として,避難者の生命や生活を支えることができることを,より効果的に社会に発信することを目指した取り組みです。
その事業の一環として,8月30~31日,経営学部の学生が平成28年台風10号による水害,東日本大震災の被災地である岩手県岩泉町・同宮古市を訪問し,災害発生・避難時の課題や状況について聞き取り調査を行いました。
また,現地での視察・聞き取り調査には,ATグループからも3名の方が参加されました。
学生は実際に災害に遭われたり,避難を経験された方の貴重な体験談を熱心に聞き取り,今後,トヨタ車の給電機能のPRについて具体的な検討を行います。
モビリティを活用した地域の復興と活性化に経営学部の学生が協力
2022/11/03
これまで東日本大震災や熊本地震,平成28年台風10号による水害などの復興支援に取り組んできた経営学部の学生が,令和2年7月4日の豪雨により甚大な被害を受けた熊本県人吉市を訪問しました。
学生は災害から二年経ってもなお,市内に残る水害の爪痕を肌で感じるとともに,明治10年創業の老舗製茶店・立山商店さん,明治36年創業で,相良藩の居城の別名「繊月城」に因んだ球磨焼酎の製造・販売を営む繊月酒造さん,国宝に指定されている青井阿蘇神社などを訪問,水害発生時の状況と復旧・復興の進捗状況,その課題や展望について,詳しく聞き取り調査を行いました。
あわせて豪雨災害では,人吉・球磨地方の基幹的な交通インフラであるJR肥薩線・くま川鉄道にも橋梁の流出など甚大な被害が発生し,現在も一部区間で運休やバスによる代替輸送が行われています。
学生は9月25日に開催された人吉駅前復興イベント「くまてつまつり×HITONOWAマーケット」に前日準備から参加し,テントや机などの設営から当日は愛知の特産品のチャリティー販売を行うとともに,現在,列車が走らない鉄路を活用したレールサイクルなどの体験など,モビリティを活用した復興や地域振興の取り組みについて調査しました。