大学概要【2022年度実施分】美的感性データライブラリ構築と地域創生・価値教育への応用

情報工学部

美的感性データライブラリ構築と地域創生・価値教育への応用
実施責任者:川澄 未来子

人が感じる多様な「美」のデータ(画像情報とテキスト情報)を集めて可視化し共有・活用する“日本の美しい色風景”プロジェクトの一環で、データサイエンスや感性工学の手法により、美しさとは何か、色彩視点から工学的に分析する。地域毎の自然や風土,人々がもつルーツや文化の再認識を目指すと共に、データライブラリの整備により、次世代の美意識や価値教育、街づくりやモノづくりの人材育成に繋げる。

ACTIVITY

新潟・燕三条での金属加工視察と色風景データ収集

2022/12/04

 2022年11月22日(火)〜24日(木)に金属加工産業で有名な新潟県の燕三条に情報工学科の学生2名を同行して訪問し、数多くの視察と体験、「日本の美しい色風景」データ収集を行った。燕三条の視察ではアイチテクノメタルフカウミ総合管理部営業技術課の小野木英司様、新潟の視察では日本色彩学会会員の高松智子様に全スケジュールのアテンドをお願いし、有意義な情報収集とディスカッションをすることができた。

◆訪問先
・アイチテクノメタルフカウミ@燕市
・藤次郎オープンファクトリー@燕市
・燕市産業史料館@燕市
・燕三条地場産業振興センター@燕市
・諏訪田製作所@三条市
・SNOW PEAK HEADQUARTERS@三条市
・桐生工業@三条市
・朱鷺メッセ@新潟市
・新潟日報メディアシップ@新潟市
・旧新潟税関庁舎@新潟市
・ピア万代島鮮魚センター@新潟市
など

包丁の鍛造の実演(藤次郎オープンファクトリー、2022.11.22)

木槌で打って錫製品の製作体験1(燕市産業史料館、2022.11.23)

木槌で打って錫製品の製作体験2(燕市産業史料館、2022.11.23)

ショットブラスト工程後の包丁(桐生工業、2022.11.24)

日本色彩学会研究会大会での研究発表

2022/12/04

 日本色彩学会令和4年度研究会大会(2022年11月26日・27日開催)にて、情報工学科の学生2名が「日本の美しい色風景」に関する研究発表を行った。初めての学会発表であったが、15分ずつの発表で多くの参加者に研究を広報することができ、また、4分ずつの質疑で各方面の専門家からのいくつかの示唆を得ることができた。今後の研究展開に繋がることと思う。
 
・一宮・常滑・有松における美しさの色彩分析
長屋匠馬,安藤南々帆,山下遼真,川澄未来子(名城大学)
・一宮・常滑・有松における美しさの感性構造分析
山下遼真,長屋匠馬,安藤南々帆,川澄未来子(名城大学)
 
日本色彩学会令和4年度研究会大会
https://color-science.jp/kentai2022/

タイの協定校からChompoo先生を招いてワークショップ開催

2022/12/13

 研究課題としている「日本の美しい色風景」プロジェクトは今後は海外での活動展開を目指しており、最初の足がかりとして「タイの美しい色風景」の活動(サイト構築とデータ収集)を計画している。本学の協定校Rajamangala University of Technology Thanyaburi(タイ)からChanprapha Phuangsuwan准教授を招き、活動準備の討議や情報交換を行った。

活動拠点である研究実験棟3の前で(2022.12.6)

研究室での学術交流(2022.12.7)

色彩分析ソフトの確認(2022.12.7)

立花理事長を表敬訪問(2022.12.8)

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