大学概要【2022年度実施分】共創型人材育成のための学部間・社会連携教育プログラム

学部共同

【情報工学部・社会連携センター】共創型人材育成のための学部間・社会連携教育プログラム
実施責任者:佐川 雄二

情報工学部の学びの特色である学部間および社会連携による教育を推進するために,社会連携センターをハブとした教育プログラムを実施する.情報工学に関する知識や技術を社会課題の解決のために活用できるようにするために,様々な分野の識者,学生らと協働して正課を越えた学びの場を提供し,先見性や多様性を兼ね備えた分野横断的に活躍できる共創型人材を育成する.

ACTIVITY

アイデア創発ワークショップ(DAY 1)

2022/12/26

イノベーションを生み出すために必要なアイデアをどのように発想するのか?その方法を学び,アイデアソンを通じて体験する「アイデア創発ワークショップ」を開催しました.講師はアイデアプラント代表の石井力重氏.創造工学の研究をはじめ,ブレインストーミング・ツールの開発,アイデアソンのデザインとファシリテーションのほか,グーグルやマイクロソフト,NTTドコモなどの企業における創造研修を実践されています.2022年10月22日(土)にDAY 1を開催し,情報工学部の1年生のほか,理工学部および薬学部の1年生が参加しました.
アイデアを発想するための理論を学んだ後,参加学生と一緒に発想のお題を考えた結果,DAY 1は「食堂の回転率が悪い,食堂の待ち時間が長い,どうしたらいいか?」についてアイデアソンを実践することになりました.学生達は複数のアイデアをスケッチし,多くの参加者とたくさんのディスカッションを通じてアイデアをブラッシュアップしました.全員でアイデアをレビューした後,共感が得られたアイデアの上位について簡単なプレゼンが行われ,実りある5時間のワークショップになりました.

ワークショップの内容とタイムスケジュールを説明する石井先生

DAY 1におけるアイデアソンのテーマ

自分たちのアイデアを説明し,ディスカッションする学生達

上位アイデアのプレゼン

アイデア創発ワークショップ(DAY 2)

2022/12/26

イノベーションを生み出すために必要なアイデアをどのように発想するのか?その方法を学び,アイデアソンを通じて体験する「アイデア創発ワークショップ」のDAY 2を2022年10月29日(土)に開催しました.講師は前回に引き続き,アイデアプラント代表の石井力重氏.今回は情報工学部の1年生のほか,理工学部の2年生と3年生,薬学部の1年生および理工学研究科の修士1年生が参加しました.
今回はゲストとしてホーユー株式会社で新商品開発に携わっている水野さんが参加され,持ち込みテーマとして「性別や年齢にかかわらず楽しめるこれからの化粧および化粧関連サービス」についてアイデアソンを実践することになりました.普段,化粧について考えたことのない男子学生が多かったですが,男女問わず,積極的にブレストを行っており,様々なアイデアが発想されていました.上位アイデアのプレゼンでは,石井先生だけでなく,水野さんからもフィードバックが貰えたり,また商品開発の参考になりそうなアイデアもあったようで,非常に充実した5時間のワークショップとなりました.

アイデアソンのテーマを説明するゲストの水野さん

講義室内だけでなく廊下も活用してブレスト

男性でも使える手術跡や傷跡を隠せる化粧をプレゼン

すぐにビジネス化できそうなアイデアも

情報と情報技術を使って社会問題を解決する産学連携PBLプログラム(DAY 1)

2022/12/26

トヨタコネクティッド株式会社と連携し,「待ったなしモビリティ社会 なろう!求められる IT人材に。」と題し,産学連携PBL(課題解決型学習)が2022年11月2日にスタートしました.情報工学部の1年生に加えて,理工学部と都市情報学部の1〜3年生が参加し,異なる学部や学年の学生でチームを構成して,トヨタコネクティッド(株)の社員の指導の下,製品やサービスを実際に世の中に提供していくステップを経験します.学生らに与えられたテーマは「交通事故をなくしたい」「車内での健康被害を防止したい」「対歩行者への安全を確保したい」の3つ.DAY 1では社会状況を認識するために,様々なデータを調査・分析して問題を明確化した後,チームとしての目標を定義するワークを行いました.

【参考サイト】
・「【学生募集】名城大学×トヨタコネクティッド 産学連携授業を開催します!」 https://www.meijo-u.ac.jp/news/detail_27948.html
・「【第2回】名城大学×トヨタコネクティッド 産学連携授業スタート」 https://www.meijo-u.ac.jp/news/detail_28023.html

トヨタコネクティッド(株)の石川氏によるプログラムの全体説明

アイスブレイクを兼ねてチームメンバーの共通点を探します

テーマの解説を真剣に聞く学生達

チームでデータを調査・分析してディスカッションしている様子

情報と情報技術を使って社会問題を解決する産学連携PBLプログラム(DAY 2・DAY 3)

2022/12/26

2022年11月2日にスタートしたトヨタコネクティッド株式会社との産学連携PBLプログラムのDAY 2(11月9日)およびDAY 3(11月16日)を開催しました.DAY 2はDAY 1に引き続き,社会課題からビジョンを定義するまでのワークを実施しました.チームメンバーのコミュニケーションも円滑になり,学生らが積極的にディスカッションしている様子が伺えます.DAY 3は定義したビジョンを実現するために,問題を解決するソリューションを考えるワークを行いました.さらに,解決に必要なコストと得られる効果や利益を比較して,事業化に見合うソリューションであるのかも検討しました.

トヨタコネクティッド社員の話を真剣に聞く学生達

収集・分析したデータについて情報共有

様々な視点で意見を出してソリューションを考えていきます

情報技術をどのように活用できるのかディスカッションしています

情報と情報技術を使って社会問題を解決する産学連携PBLプログラム(DAY 4)

2022/12/26

トヨタコネクティッド株式会社との産学連携PBLプログラムのDAY 4(2022年12月7日)は,会場を名城大学からトヨタコネクティッド伏見本社に移して開催しました.ワークの前にオフィスツアーが開催され,カウンター席やソファ席など様々なワークスタイルに対応できるモダンなオフィス環境や,社員のコミュニケーションを活性化するイベント等を見聞きして,学生達は企業で働くイメージの具体化に繋がったようです.DAY 4はこれまで考えたソリューションをより高いレベルに上げるために,事業性の確認もしながらディスカッションを重ね,次回のプレゼン資料を共同で作成しました.
 
【参考サイト】
・「トヨタコネクティッド本社で、学生向けにPBLを実施しました!」

 https://www.wantedly.com/companies/company_6327683/post_articles/463885

システム台車からT-Connectまで.トヨタコネクティッドの歴史が展示されていました

モダンなオフィススペースでワークしました

情報と情報技術を使って社会問題を解決する産学連携PBLプログラム(DAY 5)

2022/12/26

2022年11月2日にスタートしたトヨタコネクティッド株式会社との産学連携PBLプログラムが,いよいよ最終日を迎えました(DAY 5:12月21日).これまでチームで検討してきたソリューションをプレゼンテーションし,10分程度のQ&Aを実施.トヨタコネクティッドの社員からは「プレゼンテーションは内容だけでなく,質疑応答まで含めてしっかり課題をとらえて思考がされており,どのチームもとても素晴らしいものでした」と講評をいただきました.今回のプログラムでは実践していませんが,ソリューションをリリースするまでの工程や,トヨタ流問題解決のステップが紹介されました.最後にKPT法を使って今回のプログラムに対する振り返りを行い,学生達はうまくいったこと,うまくいかなかったこと,次に試すことを共有してクロージングしました.参加学生の80%が1年生であり,まだ専門知識が十分に身についていない段階でのPBL授業でしたが,学生達からは「参加して本当によかった!」「授業で学んだことを実践してグループワークができた」などの声があり,とても充実したプログラムになったようです.

様々なセンサを活用して運転時の危険を自動回避するシステムを発表するチーム

人感センサにより車内の置き去り問題の解決に挑戦したチーム

ドラレコを活用して歩行者の安全を確保するソリューションを発表するチーム

KPT法を使って本プログラムの取組を振り返ります

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ