大学概要【2022年度実施分】MATLABによる数理・データサイエンス教育の導入と展開

都市情報学部

MATLABによる数理・データサイエンス教育の導入と展開
実施責任者:亀井 栄治

MATLABとは、科学技術計算のための高性能なプログラミング言語です。MATLAB/Simulinkが包括サイトライセンス(TAH)として学内に導入され、全学的な教育・研究の共通基盤として整備されました。もちろんナゴヤドーム前キャンパスにおいてもすべての学生、教職員が利用可能です。このMATLAB/Simulinkは統計学、情報通信理論、金融システム論などにも有効に活用できるとともに、2022年度開講の【データサイエンス・AI入門】の教育にも活用していきます。

関連リンク

ACTIVITY

学部専門科目「画像と情報処理」におけるMATLABの活用

2022/12/26

都市情報学部専門科目「画像と情報処理」において、MATLABを活用した教育を行った。空間フィルタリングや濃度変換といった画像信号処理の基礎技術や、JPEG・MPEG符号化の基礎だけでなく、Statistics and Machine Learning Toolbox や Deep Learning Toolboxを利用して、機械学習を用いた画像分類・識別についても学習した。
また、MathWorks社提供のオンラインコースや、MATLAB Onlineを活用することで、学内外での学びを充実させることができた。

講義風景

講義スライド(エッジ検出手法の比較)

講義スライド(基本的な画像処理方法の組み合わせを使った画像の加工)

音データを対象としたMATLABの活用

2022/12/26

都市情報学部の鈴木千文ゼミナール3年次の演習ではMATLABを用いて音の生成や分析を行った。「MATLABで音を扱えるようにする」を最終目標とし、前期はMATLABの使い方やデータの作成のしかたなど基礎内容を学び、基本的な音である正弦波の生成を行った。さらに、応用として正弦波の音高を変化させることで、自分の好きな楽曲の作成を行った。その他には、雑音が加算された正弦波に対してフィルタリングを行うことで、雑音の抑制処理の実装も試みた。

3年次ゼミナールの演習風景

ゼミナールにおけるMATLABの活用

2023/02/03

ゼミナールにおいて、MATLABを活用し、音声・音響ならびに画像のデジタル信号処理を学んだ。MATLABを使うことで、インタラクティブに音波の時間構造や周波数構造を確認することや、画像の変換処理などを確認することを通じ、デジタル信号処理の基礎を学ぶことができた。また、ゼミナールで学んだ内容を活用し、ゼミナールプロジェクトである「輪ゴム楽器制作」において、音の収録だけでなく、MATLABを使った音高分析を行うなど、学びを充実させることができた。
(輪ゴム楽器制作ページ)
https://sites.google.com/site/takanorinishinomu/seminar/輪ゴムを使った楽器制作

ゼミナール風景(学生による説明)

MATLABを使った音声分析の例

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ