大学概要【2022年度実施分】教員のつながりを活用した民間企業・国研などと連携した最先端研究にふれる取り組み

理工学部

教員のつながりを活用した民間企業・国研などと連携した最先端研究にふれる取り組み
実施責任者:宇佐美 初彦

本学科・本専攻では研究者レベルでの共同研究や国家プロジェクト等を通して20機関以上への民間企業や国研などと連携している。このリソースを活用し、卒業研究や大学院生生をそれらのコミュニティへ派遣することによって、学生が最先端研究に触れる機会を提供する。そして、学生が他者との協同による気づきや刺激により成長するコミュニティの構築と発展を目指す。

ACTIVITY

西進商事との共同研究の実施1

2022/05/02

派遣日時:令和4年4月27日

派遣場所:㈱西進商事

実施内容:縦伝導の深紫外半導体レーザの実現を目指してNEDOのプロジェクトで㈱西進商事と共同研究を実施している。具体的な内容としては、名城大学で作製したAlGaN結晶を西進商事が有するレーザシステムを用いて結晶と基板の界面を光による分解により剥離する技術の開発を進めている。このレーザ加工(LLO)が終わった後に名城大学内でデバイスプロセスを行い、世界初の縦型伝導深紫外半導体レーザの動作を実証させるのが次のターゲットになる。

LLOを実施しているところ1

LLOを実施しているところ2

西進商事との共同研究の実施2

2022/06/08

【活動報告】
派遣日時:令和4年6月07日
派遣場所:㈱西進商事
実施内容:縦伝導の深紫外半導体レーザにおける、中間Al組成AlGaNのレーザーリフトオフ(LLO)プロセスの検討を進めた。

LLOを実施しているところ1

LLOを実施しているところ2

日本特殊陶業との連携による学生の派遣

2022/08/04

日特スパークテックWKS二野工場に行き、スパークプラグが製造される様子を見学しました。また、会社の取り組む事業やセラミックスついての説明などをして頂きました。

日時:令和4年8月2日
場所:株式会社日特スパークテックWKS 二野工場
内容:株式会社日特スパークテックWKS 二野工場に行き、スパークプラグが製造される現場を体験する取り組みを行った。機密情報が含まれているため、工場内の写真ではなく最初に向上の外で撮影した写真を示す。

西進商事との共同研究のレーザリフトオフプロセスの検討

2022/08/17

派遣日時:令和4年8月02日
派遣場所:㈱西進商事
実施内容:縦伝導の深紫外半導体レーザにおける、中間Al組成AlGaNのレーザーリフトオフ(LLO)プロセスの検討を進めた。この後、名城大学内で縦伝導プロセスの開発を検討する予定である。

LLOを実施しているところ1

LLOを実施しているところ2

日本製鋼所でのSiO2成膜に関する実験を行った

2022/08/22

派遣日時:令和4年8月19日
派遣場所:㈱日本製鋼所 横浜研究所
実施内容:縦伝導の深紫外半導体レーザにおける、SiO2成膜プロセスの検討を進めた。今後、世界最高性能のデバイスを実現することを目標に研究を進めていく予定である。

成膜を実施しているところ1

成膜を実施しているところ2

チタン工場見学とセミナー

2022/08/24

日時:令和4年8月22日
場所:㈱大阪チタニウムテクノロジーズ
内容:最先端金属/チタンの製造現場を見学し、チタンの実感とチタン工業の可能性について認識を高めた。

大阪チタニウムテクノロジーズ入り口に置いてあるスポンジチタンの原寸大パネルです。実際に工場内で実物を見ることができたが、写真撮影不可であり、遠くで見たので、このパネルでどれだけ大きいのか体感できた。

工場の方が実際に企業で作っているチタンの製品を会議室に持って来ていただき、学生たちがそれを手で触れたり、工場の方に質問して説明してくださっている写真。

工場の方が持ってきてくださった、企業で製造しているチタン製品。建物の屋根やゴルフクラブ、キャンプ道具のクッカーなどにも使用されており、自分たちの身近で多くのチタン製品が使用されていることを実感できた。

大同工業との共同研究の実施

2022/12/02

日時:令和4年11月21日~22日
場所:大同工業株式会社
内容:以前から車のエンジン内に使用されているテンショナーという部品を改良しようと先方から板材をいただき、私が大学の方で加工をした。大同工業ではその試料を用いて、実際に使用される環境に似た条件で実験を行い、それを測定した。

車に積まれているエンジン内には動力を伝えるためにチェーンがつけられているが、これが緩くなったりきつくなったりすると、最悪の場合切れてしまうため、それを調整するために使用されるテンショナーを改良しようと実験を行った。

最終日に、今回の実験の結果を通して学んだことを発表するために試料作成している。

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