大学概要【2022年度実施分】これからの地域福祉とデザインの役割を考える

理工学部

これからの地域福祉とデザインの役割を考える
実施責任者:谷田 真

就労支援施設等を中心として、彼らの居場所としてコミュニティが醸成される場をデザインするプログラムである。本年度は、実情に応じた家具等、内装の設えを軸にデザインし、ものづくりワークショップの中で、学生たちによるDIYベースの制作を行う予定である。

ACTIVITY

包摂的な社会福祉の創造に向けて建築でできること考える

2022/12/15

名古屋市天白区の緑ゆたかな相生山にひっそりと佇む禅寺。近隣の福祉施設と協働で、DIYなどを通して、ここで相互理解を深め、共感を育んでいくための取り組みを進めるにあたり、住職により広大な施設を巡り、説明を受けた。学生たちはガイダンスを受けながら、建築スキルで実際に何ができるのか、意見を出し合った。

最初に、住職と福祉施設管理者から、今回の取り組みの概要と簡単なレクチャーを受ける。

境内にあるみんなの家、資材置き場、温室、東家等の施設を見学する。どれもDIYの要素が入っている。

名古屋市内とは思えない、静かで広大なオープンスペースを体感する。

最後に、学生たちから、自身が大学で学んでいる建築スキルを駆使して何ができるのか、意見交換を行った。

新市民会館をテーマに地域福祉にも貢献する劇場・ホールを考える「計画編」

2022/12/15

名古屋市では老朽化した市民会館の建替えが検討されている。その「新市民会館」をテーマに、地域福祉にも貢献しうる劇場・ホールの普遍的な価値を学生たちと探求した。計画編として、9月からおおよそ3ヶ月間、2週間に一度のペースで外部専門家の協力を得ながらワークショップを重ね、模型とシートで計画案をまとめ上げた。

設計与件を共有したあと、学生が個々に計画案を持ち寄り、それぞれの案の良いところや課題を整理する。

ポストイットを駆使して、言葉でも自らの案を整理し、議論を重ねる。

計画案が集約されるプロセスに合わせ、検討模型もより大きく、より具体的になっていく。

外部専門家へのプレゼンを通して、リアルな建築として考えていく上での課題など指摘を受ける。

新市民会館をテーマに地域福祉にも貢献する劇場・ホールを考える「プレゼン編」

2022/12/15

11/28(月)18:00から大同大学ゴビーホールで開催された世界劇場会議名古屋フォーラム2022において、作品展示と学生らによる提案発表を行った(その他、名古屋大学、日本福祉大学、大同大学が参加)。その後、パネルディスカッションも実施した。学生たちは、これまでの3ヶ月間の取り組みを総括した提案を広く参加者に伝えるとともに、他大学の学生たちの発表から刺激を受け、学内では経験し難い学びの機会となった。

学生たちが制作したパネルと模型の展示。

代表学生2名が提案発表のために登壇。その他の学生は席上から見守る。

後半は第二部としてパネルディスカッションを実施。各大学の指導教員が登壇。

提案した各大学の学生たち。他大学の発表が刺激になった。

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