大学概要【2025年度実施分】「大志を抱け」自己実現セミナー
法学部
この取組は、目的意識が明確でなかったり、あるいは、目的はあるものの行動に移せずにいる学生を対象に、学生自らが社会見学や職場体験を企画・実施・事後検証することによって、自身の目標や目的意識を明確にするとともに、主体性と実行力を養うことを目的とします。また、このことを通じて、学年を超えた学生間のつながりをつくり、大学での学びの楽しさを共有できる仲間の輪を広げていくことも目指します。
ACTIVITY
最高裁・東京見学
2025/10/05
9月4・5日に最高裁・東京見学を実施しました。
1日目は、最高裁判所を見学しました。最高裁判所では大法廷を見学し、法廷内の座席の配置や傍聴席の構造が下級裁判所とは異なる点などの説明を受けました。また、最高裁事務総局に出向中の裁判官からも説明を受けることができました。
さらに、ちょうど同日15時から第一小法廷で判決の言い渡しがあるとの情報を得たため、急きょ傍聴することができました。婚姻費用の合意無効に関する事案で、わずか5分ほどの判決言渡しでしたが、5人の裁判官が揃って出廷し、言渡しをするという貴重な場面を見ることができました。
2日目は、グループごとに、法務省や衆議院など、自分たちの関心に合わせて選んだ施設の見学を行いました。法学・政治学のなかにしばしば登場する国家機関を実際に訪れることで、大学における学びをより深めることができました。同日は大雨の影響が心配されましたが、概ね予定通り安全を確保しながら見学をすることができました。
このほか、初日の夜には、昨年に引き続き、名城大学校友会関東支部及び神奈川支部の先輩方との交流会を実施しました。栗山支部長を始めとする関東在住の多くの卒業生の方にお集まりいただき、主に卒業後の進路に関して体験談を交えてお話を聞かせていただきました。参加した学生からは、「関東で活躍されている先輩方の姿を見て、関東で働くというイメージがわきました」「自分もいつかみなさんに名刺を渡せるようになりたいです」などといった感想が寄せられました。
名古屋地裁裁判傍聴
2025/10/05
9月17日、「名古屋地裁裁判傍聴」を実施しました。
この企画は、実際の刑事裁判を弁護士とともに傍聴し、その内容や手続について、解説を受けたり質問したりするというものです。
参加学生は、刑事裁判の流れのイメージをつかむために、裁判手続に関する事前課題に取り組んだ上で傍聴に臨みました。
当日は、午前中に名古屋地方裁判所で刑事裁判の傍聴をおこないました。傍聴した事件は、強盗致傷事件で、裁判員裁判の審理でした。被告人の親族に対する証人尋問を傍聴しました。
その後、藤谷久美弁護士から、刑事裁判手続に関する事前課題の内容が刑事訴訟法や刑事訴訟規則のどの条文にもとづくものであったのか、という点や、午前中に傍聴した裁判の具体的な内容や手続等についての説明・解説を受けました。また、質疑応答では、法廷の構成や裁判員裁判の特徴、傍聴した裁判における証人尋問の意味や、弁護士の仕事内容などの質問に対して、丁寧に答えていただきました。
参加した学生は、生の裁判の傍聴を通じて、実際の裁判のリアルさを感じ、授業で学んだ知識を確認することにより、学習意欲を高めることができました。