大学概要【2026年度実施分】都市のスキマからはじまるまちづくり教育

理工学部

都市のスキマからはじまるまちづくり教育
実施責任者:萩原 拓也

災害の激甚化や人口減少社会において、都市内部に存在する水辺空間や空き地などの、都市の「スキマ」は様々な可能性を有している。本プログラムでは、都市で活動する市民団体らとも協働しながら、都市のスキマを活かした都市デザインのあり方を検討・提案し、都市空間の価値の転換を目指すものである。これを通じて、多くの関係者と学生が都市を舞台に自らの暮らす都市について学びを深めていく。

ACTIVITY

水域デザインに向けて熱田・宮の渡しエリアを調査

2026/05/13

オープンスペースや水辺空間は、都市の貴重なスキマであり、都市の中に、憩いや賑わいをもたらしうる可能性を有しています。今年度は、かつて名古屋・熱田の玄関であった宮の渡し周辺エリアを対象に水辺空間の利用やデザインのあり方を学生たちが検討します。
2026年5月12日(火)、理工学部建築学科4年生が、熱田・宮の渡し周辺の現状を調査しました。調査では熱田や堀川のまちづくりに関わる水辺とまちの入口ACT(株)の井村代表にご協力いただき、レクチャーおよびまちあるきを行いました。はじめに、熱田神宮や東海道宿場町としての長い歴史や、近年展開している地域住民と行政が連携したまちづくりの状況をレクチャーしていただきました。その後、宮の渡し公園や堀川沿い、かつて漁師町だったころの風情を残す住宅街などを歩きました。今後、エリア内に立地する複数の公園や公共空間を中心にして、エリアビジョン、都市デザイン提案を検討し、地域の方々に対して提案を行っていく予定です。

白鳥コミュニティセンターでの井村さんのレクチャー

東海道七里の渡しの発着場であった宮の渡し公園

市営住宅をリノベーションしたまちづくり拠点

行政や専門家に対して熱田エリアの水域デザインを提案

2026/07/23

本プロジェクトでは、かつての熱田宿・七里の渡しと堀川周辺の水辺空間を新しい価値を生み出す「都市のスキマ」と見立て、まちづくり・都市空間デザイン提案を学生たちが検討しています。
7月21日(火)、理工学部建築学科4年生が、前期の授業の一環として取り組んだ、熱田・宮の渡し周辺エリアのエリアデザインの成果発表を行いました。当日は、港や水辺のまちづくりに詳しい東京科学大学・大森准教授、熱田や堀川のまちづくりに関わる水辺とまちの入口ACT(株)の井村代表、名古屋市住宅都市局の熱田まちづくり担当の職員の方にもお越しいただきました。始めに、東京・神奈川に位置する多摩川で実施されているまちづくりの取り組みについて、大森先生からレクチャーをしていただきました。
その後、5つの班からそれぞれ発表を行いました。葦とアートを活用したコミュニティデザインの提案、名古屋の歴史的拠点を舟運でつなぎ観光客と住民の交流を促す提案、地域の居場所となる公共空間を段階的に育てようとする提案など、様々な視点から発表を行いました。ゲストの皆さんからは、それぞれのお立場からコメントや質問をいただきました。
今後は、地域住民の方々や地元エリアプラットフォームに対しても提案を行うことを検討しています。

東京科学大学・大森先生から多摩川でのまちづくりについてレクチャー

学生による提案の様子

学生提案に対して、ゲストの皆さんとディスカッション

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ