学部・大学院研究科長メッセージ

MESSAGE

鎌田 繁則

都市情報学研究科は「サービスサイエンスを体現するリーダー」の養成を目指している。サービスサイエンスとは「まだ可視化されてないサービスや既存の制度・資源にいかに付加価値をつけて社会的経済的価値を高めるのかを科学する」研究と定義することができるが、非常に抽象的で包括的な概念であるために、学部教育ではその初歩的な部分を勉強するに過ぎず、本格的な習得には大学院都市情報学研究科への進学が欠かせない。

サービスサイエンスの分かりやすい具体例を一つ挙げるとすれば、現在、国が推し進めている地方創生がその典型である。地方創生とは、その地域に既存の第1次産業、第2次産業、第3次産業を再構成して、より高付加価値の第6次産業を生み出す作業と捉えることができるが、これにはもちろん確立したマニュアルが存在するわけではない。これを行うのはそれぞれの地域の当事者たち、特にリーダー的当事者の思考、判断、そして行動そのものである。

そこで、「サービスサイエンスを体現するリーダー」の養成がテーマとなるのであるが、私が考えるリーダーに必要な資質には、(1)企画力、(2)調査力(企画の現実的妥当性を調査する力)、(3)説得力(企画がなぜ成功するのかを説明する力)、そして(4)組織力(企画を実現するためにチームを編成、運営する力)がある。このうち最初の3つのスキルは自身の学位論文作成の過程で必ず必要となるもので、本研究科にはそのスキルを習得するのに必要なカリキュラムと適切な研究指導の行程が用意されている。また、最後の組織力については、TA(ティーチング・アシスタント)制度などを通じて学部学生を指導する機会を用意して訓練している。

社会に出て地域のリーダーを目指す方、企業等に就職して幹部を目指す方、そして高度な分析スキルを身につけて研究開発職を目指す方には、ぜひとも本研究科で「サービスサイエンスを体現するリーダー」のDNAを受け継いでもらいたい。

研究科長 鎌田 繁則

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