学部・大学院科目 Pick Up
総合政策特論I・II
・日本および世界における都市化形成過程、21世紀の都市社会の問題点、およびこれらに対する政治・行政の対応等について、これまで行政学が蓄積してきた地方自治論、行政組織論、公務員制度論、予算制度論、意思決定行動理論、行政責任論などの理論枠組みから接近を行い、市民的コントロールの下で都市が抱える問題に行政がいかに対応すべきか等について研究する。
・ミクロ経済学の基礎的な理論を通じて、商品やサービスを需要する消費者の行動を学ぶ。
・地方分権化時代の自主的かつ自立的な地域づくりやまちづくりの取り組み事例について政策評価の観点からそのあり方についての考究する。
都市政策特論I・II
・経営学の理論を経営史もふまえて理解し、経営の実践では個々のケースに適切に対応するスキルが必要になる。経営の特殊性に対応するために個別企業の事例をもとにケーススタディの学習をする。
・民間企業のサービス業の生産性の向上に対する事例研究を通じて、日本のサービス業の生産性向上の底上げを図る方策を研究する。
・福祉政策について、社会として、あるいはコミュニティとしてどんな相互扶助の仕組みを用意することができるのかについて研究する。
・中央政府と地方自治体との財政関係を中心に、社会的インフラ(社会資本)についての役割とその評価の問題を深く掘り下げて研究する。
情報数理特論I・II
・確率論、確率過程の理論と応用、情報数学の基礎となる数学的知識と技術を修得し、その応用方法について学習する。
・線形代数の具体的な例題を解く力、線形独立性や次元などの抽象的な概念について思考する力を養い、特別研究を支える力(自分のアイデアを数理モデルを用いて記述できること、数学的思考力・分析能力)を修得する。
・サービスサイエンスの観点からマルコフ連鎖について、活用事例、理論およびその証明について講究する。
総合環境特論I・II
・災害や人の健康にかかわる環境問題を対象として、リスクマネジメント手法の理論的基礎を学び、リスクアセスメント及び対策の制度設計を図る。
・今日の地域計画において重要な課題となっている景観を含めた総合的環境と人間活動との調和的な関係、エコロジカルな地域づくりに関する基礎的諸概念及び手法を学ぶ。
・都市水環境プランナーとしての必要な都市水環境の基礎知識の習得、都市生活者のための都市水環境および都市防災のあり方と創出方法について計画論的アプローチにより論じる。
都市基盤特論I・II
・町並み環境を中心に都市環境がどのような要因・背景のもとで形成されているかを論じる。都市環境形成論においては都市計画や環境政策上のパラメーターを含ませることにより、その政策的な含意に触れる。
・近年の人文地理学の研究成果に触れるとともに,現代日本を中心とした様々な社会的・経済的事象について,地理的観点からその実態を理解する。
・交通問題を解決するためのシステム論的アプローチを講述し、解決策を検討する。
情報基盤特論I・II
・都市問題は広範・多岐な分野におよび、さまざまな要因が複雑に影響しあった結果、生じているが故、都市問題に対して、情報学的視点からのアプローチが有効なテーマは非常に多い。情報学的な基礎知識や技術の修得と、実例にもとづく事例研究の過程で、都市にかかわるさまざまな情報を客観的に把握し分析するための能力を高め、結果として、都市のよりよい環境を創出していくための情報学的な基盤について修得する。
・コンピュータシミュレーションを通じ,都市や科学技術に関する問題の理解を深める。
サービスサイエンス特論I・II
サービスをサイエンスの対象として捉え、科学的手法を用いてサービスの諸問題を解決し、サービスの生産性を高め、サービスのイノベーションを実現し、そして経済を活性化しようとする学問である。
・都市サービスの基本である住環境住を新たな視点から体系化し、その構成項目をできる限り定量化して表示するための住環境指標を解説する。
・保健・医療・福祉の基本的な役割・機構・運用・制度などに理解するとともに、医療情報やシステムの有用性・活用事例について知識を修得する。