大学概要【2019年度実施分】ナゴヤドーム前キャンパスにおけるピア・サポートの形成
人間学部
ナゴヤドーム前キャンパスでは、3学部体制によるキャンパス形成が開始されています。しかし、新入生や在学生にとって、4月の授業開始時は自らが行きたい場所さえも分かりません。こうした場所の確認から学生生活や履修の簡易な相談に応じるのが人間学部の学生スタッフによる「学生スタッフサポート」です。傾聴等のコミュニケーションスキル、マナー等についてロールプレイングやグループワーク討議などのトレーニング(研修)を通して訓練し、学生スタッフサポートでは、人間学部の学生に限らず都市情報学部および外国語学部の学生からの相談にも応じ、以後は人間学部の行事に関与することになります。また、訓練では人間学部同窓会の協力もいただきながら学生の育成支援も行う予定です。学生スタッフとともにドーム前キャンパスの学生支援体制の形成を目指しています。
ACTIVITY
2019年度第1回人間学部学生スタッフ研修
2019/09/25
9月14日(土曜)に、人間学部学生スタッフの研修がおこなわれました。
人間学部では、毎年10月に父母懇談会が開催されており、その際、学生スタッフが保護者の皆さんの誘導や、学内ツアーでの案内役などにあたっています。今回の研修では、こうした父母懇談会での役割をテーマとして、前半は元客室乗務員で、数多くの企業で研修指導などのご経験をお持ちの、Possibilite(ポシビリテ)代表の柳沢可奈様に接遇についてのご指導をいただきました。そして後半は、父母懇談会での役割の分担と遂行について、(株)ナレッジ・プラクティス・コンサルティングの宇井克己様にご指導をいただきながら、ディスカッションと意見集約に取り組みました。
今回の研修では、接遇に関連した実践的な取り組みと、ディスカッションと意見集約を通した理論的な取り組みの両面から、多くのことを吸収することができました。その成果はさっそく、10月はじめに開催される父母懇談会で発揮されます。
2019年度父母懇談会での学生スタッフの活動
2020/01/31
10月5日に、2019年度人間学部父母懇談会が開催されました。
先般の記事でもふれたように、人間学部では毎年10月のはじめに父母懇談会が開催されており、その際に、学生スタッフが来場した保護者の方々の誘導、学内ツアーの案内役などの役割を担っています。そして、今年度はより行き届いた対応ができるようになることを目指して、9月14日に、接遇や学生スタッフとしての役割の分担・遂行についてのディスカッションを中心とした研修を受けました。今年度の父母懇談会は、そうした研修の成果が試される場ともなりました。
父母懇談会では、来場された保護者の方々に対してアンケートを実施しています。その中には、学生スタッフの対応についても、以下のようなご意見が寄せられていました(一部抜粋)。
・学生スタッフのさわやかな挨拶に出迎えられ、気持ちよく参加できました。
・キャンパスの様子を学生スタッフの方が丁寧に説明してくれたので、子どもが恵まれた環境で学生生活を送っていることが分かってよかった。
・対応してくれた学生スタッフがテキパキとしていて好印象だった。
以上のように、全体として非常に高い評価をいただくことができました。研修の成果は着実にあがったようですが、これに慢心することなく、学生スタッフとしてより高い水準を目指して取り組みを続けていきます。
2019年度第2回人間学部学生スタッフ研修
2020/02/04
12月14日(土曜)に、今年度2回目の人間学部学生スタッフ研修がおこなわれました。
今回の研修では、9月の研修でもご指導いただいた宇井克己様を再びお招きしました。そして、宇井様のご指導のもと、組織でさまざまな企画を立案、実施していく際に必要になるディスカッションやアイディアの提示、全体の意見のとりまとめ方などに関する心構えや技法について、実際に具体的な課題に取り組みながら学びました。
学生スタッフが中心になって立案、実施にあたる企画としては、4月に新入生を対象に実施される「学生スタッフサポート」、同じく4月に開催される「新入生セミナー」の際に、新入生の親睦を深めるためにおこなわれる活動、そして、秋に開催されるスポーツ大会などがあります。こうした企画を立案、実施する際にこれまでしばしば直面してきた課題(ex.意見があまり提示されない、全体としての意見の統一が難しい、等々)に関して、今回の研修を通していくつかの解決策を見いだすことができました。その成果は、今後のスタッフの活動に活かされていきます。