大学概要【2017年度実施分】東区の文化振興と賑わいの創出に寄与するプロジェクト学習

人間学部

東区の文化振興と賑わいの創出に寄与するプロジェクト学習
実施責任者:伊藤 俊一

ドームキャンパスが所在する名古屋市東区は、かつて尾張徳川藩の武家屋敷が建ち並び、近代には財界人が邸宅を構えた地域であり、都心部では中絶した山車祭りも続いている。しかし当地の文化遺産の認知度は高いとは言えず、人口の空洞化・高齢化で街の賑わいも失われてきているという。本プロジェクトは東区役所・蓬左文庫・徳川美術館等と連携しつつ、学生の若い発想と行動力によって問題点を把握し、解決への取り組みを学生自身が実践することを目標とする。

ACTIVITY

名古屋市東区においてフィールドワークを行いました。(10/12更新)

2017/10/12

 安藤喜代美教授のフィールドワークでは、学生が若者目線から見た東区の見どころマップを作成し、オリジナルの散策ルートを考えて、若者に東区の魅力を発信することを目的にしています。今回の調査ではその準備のため、「東区まちそだての会」と「彗星倶楽部」の方にガイドをしていただき、東区の商店街のある下町通りと、旧武家屋敷地区の町歩きをしました。
 午前は下町通りに残るレトロなお店や古い建物、それにまつわる歴史、地名の由来を解説していただきました。午後は白壁・主税・橦木町並み保存地区を中心に歩き、戦前から残る学校校舎や、文化のみち双葉館、橦木館、旧豊田佐助邸など近代の著名人に関わる歴史的建造物について解説していただきながら、内部を見学しました。

ナゴヤドーム前キャンパス周辺の町並みの変化を調べています。(10/17更新)

2017/10/17

 2017年4月に、人間学部はナゴヤドーム前キャンパスに移転しました。それをふまえ、櫻井龍彦准教授が担当する今年度のフィールドワークの授業では、ナゴヤドーム前キャンパス周辺の町並みの変化を調べています。
 授業ではまず、古い地図と現在の地図を対比したり、実際にナゴヤドーム前キャンパス周辺を散策して現在の町並みを撮影したりするといった事前学習に取り組みました。そしてそれをふまえて、東区役所や近隣の企業、学校などにおじゃまし、町並みに関する古い写真の収集やインタビューに取り組みました。
 こうして得た情報をもとに、かつては矢田川沿いに広がる湿地帯だったナゴヤドーム前キャンパス周辺の地域が、現在のような町に生まれ変わるまでの過程について検討しています。

東区のオリジナルマップを作成しました(2/6更新)

2018/02/06

 安藤喜代美教授のフィールドワークでは、「東区まちそだての会」などの協力を得ながら、学生が若者目線から見た東区の魅力を発見し、フレッシュな散策ルートを提案するオリジナルマップ作りに組んできました。編み出したルートは「東区の歴史と文化を知ろう!」と「東区グルメとフォトジェニックコース」の二つ。学生が写真と文章を組み合わせて編集し、最近流行りの「インスタ映え」を意識した見栄えのするマップに仕上がったと思います。これを印刷所に依頼して小冊子の形に製本し、3月には一般に配布する予定です(写真は校正刷り)。

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