大学概要【2018年度実施分】東区の文化振興と賑わいの創出に寄与するプロジェクト学習

人間学部

東区の文化振興と賑わいの創出に寄与するプロジェクト学習
実施責任者:伊藤 俊一

ドームキャンパスが所在する名古屋市東区は、かつて尾張徳川藩の武家屋敷が建ち並び、近代には財界人が邸宅を構えた地域であり、都心部では中絶した山車祭りも続いている。しかし当地の文化遺産の認知度は高いとは言えず、人口の空洞化・高齢化で街の賑わいも失われてきているという。本プロジェクトは東区役所・蓬左文庫・徳川美術館等と連携しつつ、学生の若い発想と行動力によって問題点を把握し、解決への取り組みを学生自身が実践することを目標とする。

ACTIVITY

東区の歴史と文化についての学習会を行いました(6月7日)。

2018/06/22

今年度の伊藤俊一教授担当のフィールドワークの授業では、文化遺産を生かした名古屋観光の新たな可能性について、東区を中心に探ることを目指します。事前授業の2回目では、尾張藩の武家屋敷地区から近代産業・教育揺籃の地、財界人の邸宅地、軍需工場へと移り変わっていった東区の歴史を学び、今に残る有形・無形の文化遺産と、近年進められた文化施設と町並みの整備について、情報を共有しました。

学習会を行った社会調査実習室には、広いテーブルにノートPCを備え付け、全員がPCを使いながら議論し作業できるように整備しました。調査のための機材や資料、デジタルデータも保管します。

東区のフィールドワークを行いました(6月10日)。

2018/06/22

伊藤俊一教授担当のフィールドワークの授業で、東区の文化施設と町並みを見学しました。名古屋市役所から出発し、市政資料館、カトリック主税町教会、文化のみち撞木館、文化のみち二葉館、東海中学高校前から建中寺をめぐり、徳川園を見学して解散しました。撞木館では「ほうじ茶の会」に接待していただきました。

ナゴヤドーム前キャンパスのすぐ近くながら、2・3年生の受講者全員が初めての訪問でした。見学の全行程をビデオに記録しており、今後の議論の材料にします。

東区のフィールドワークを行いました(7月15日)。

2018/11/13

伊藤俊一教授担当のフィールドワークの授業では、1班が東区~名古屋城~大須地区まで広がる江戸時代の城下町に関連する紹介、2班が「文化のみち」とその周辺に分布する「名古屋絵付け」をめぐる文化の紹介に取り組むこととなり、それぞれフィールドワークを行いました。

1班は賑わう大須の町並みから出発し、名古屋城周囲に最近整備された「金シャチ横丁」、名古屋城本丸御殿、二之丸庭園、名古屋東照宮などを見学しました。2班は横山美術館、ヤマザキマザック美術館、名古屋陶磁器会館、日本陶磁器センターなどを見学しました。

東区のフィールドワークを行いました(11月1日)。

2018/11/13

伊藤俊一教授担当のフィールドワークの授業で、「名古屋絵付け」をめぐる文化の紹介を担当する2班が「文化のみち撞木館」を紹介するビデオクリップを作成することになり、撞木館で撮影を行いました。江戸時代の城下町に関連する紹介を担当する1班は、「尾張徳川三代(仮称)」オリジナルマップの製作に取りかかっています。

編集作業を進めています(12月25日)

2018/12/26

伊藤俊一教授担当のフィールドワークの授業で、「文化のみち撞木館」の魅力を紹介するビデオクリップを制作する2班がビデオの編集を進めています。「尾張徳川三代(仮称)」オリジナルマップを制作する1班は印刷会社との打ち合わせを行いました。

「尾張徳川マップ」と文化のみち橦木館のビデオが完成しました(3月7日)。

2019/03/08

伊藤俊一教授担当のフィールドワークの授業で、文化遺産を生かした名古屋観光の新たな可能性をさぐる目的から作成した案内マップとビデオが完成しました。1班が作成したのは、名古屋の繁栄の基礎を築いた三代の藩主の足跡をたどる「尾張徳川マップ」です。2班が作成したのは、産業都市名古屋の基礎を築いた輸出陶磁器産業の遺産である「文化のみち橦木館」の魅力を紹介するビデオクリップです。

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