大学概要【2026年度実施分】行動変容を促すための学外活動を活用した学修プログラム
薬学部
薬学分野を選択してきた学生にとって、医薬品の研究というワードは、学生誰しもが憧れを持つ言葉ではないか。しかし、大学生活を過ごす中、実用的な研究開発と基礎研究との大きな隔たりを感じ、現在の自分とは結びつかない感覚を持つようである。このような感覚を払拭するためには、実用的な研究現場の研究者から、直接、話を聞く機会や交流を持つ機会を作ることが、重要な機会と考えている。これにより薬学の知識や基礎研究の重要性の裏付けが得られ、普段の行動がより積極的な取り組みに変わることが期待される。本プログラムでは、その経験の一端を担う意味で創薬人育成スクールの開催や学会参加・発表などのプログラムを通して、自らの可能性を信じ、挑戦する気持ちを養ってもらい、主体的に行動が出来る人材の育成を目指すものです。
ACTIVITY
創薬人育成スクールビギナーコース開催とビギナーコース既習生の第5回プロセス化学国際シンポジウムへの参加・発表
2026/07/22
今回は東海地区の製薬メーカーである(株)三和化学研究所 研究開発本部CMC研究所所長 長井和包博士に「医薬品開発におけるCMC研究」という演題でご講演いただいた。CMCと言う言葉自体、学生に取っては馴染みがないため、医薬品開発のおいてどんな役割を担う分野かなど、基本的なところから丁寧にご説明いただいた。馴染みのなかったCMC研究が、「化学」「製造」「品質管理」といった非常に幅広い部分を担っていることがはっきりし、ご講演の最後には10件近くも質問が見られ、学生それぞれが異なった部分に興味を持っていたことがよく表れていた。そのため、講演後に行った学生へのアンケートでも、医薬品本体の製造に関する内容から、クスリとして製剤的な内容、医薬品の安全性に関する内容などいろいろな側面から感想が述べられていた。学生達は、製薬企業と聞くと研究中心であり、自分自身には遠い存在であるように感じるところがあるように見えるが、今回のご講演で製薬企業においても薬剤師として活躍でき、幅広い人材を必要としていることが明らかとなったので、自身の将来を考える上でよい機会となったと感じている。この講演の翌日からは、静岡県浜松市において、多くの製薬企業が加盟する日本プロセス化学会が主催する第5回プロセス化学国際シンポジウムが開催された。国際会議ということで国内外から15件をこえる製薬企業研究者の招待講演が企画され、グローバルな製薬研究事情がわかる機会として、昨年度創薬育成スクールに参加した学生が数名出席した。参加した学生の中で1名がポスター発表を行い、貴重な経験をすることになった。昨年度は海外での国際会議での発表を経験した学生が10名ほどいたが、今回のように国内で行われる国際会議にももっと多くの学生に参加、発表してもらえるよう、機会を与えて行きたい。






