学科では、建築分野全般に求められる「居住性・安全性・審美性・環境調和性を重視した空間創造」のための基本的能力の獲得を目標として教育・研究活動を実施しています。学生が講義をはじめとする大学生活の中で、建築学の各専門分野はもとより、基本となる工学の知識と語学力、および幅広い教養と芸術の感性を身につけるための様々な取り組みを実施しています。同時に、主体性を持って多様な人々と協力し、建築技術者として活躍するために必要なコミュニケーション能力を身につけるための種々の工夫をしています。それらに裏打ちされた広い視野と高い倫理観をもって生涯にわたり自立的に活躍することのできる能力の獲得を目指しています。

これらを基本として、個々の学生の適性や将来の進路に応じた専門知識を深めることを目標としつつ、防災・減災の重要性、社会インフラの老朽化や高齢化、といった顕在化した社会問題の解決に向け、情報技術の高度化や国際化に対応した人材育成を目指しています。大学全体で進行している開学100周年に向けたキャンパス再開発も身近な学びの機会となることと期待しています。

学科長　武藤　厚