理工学部/情報工学科(募集停止・2022年4月情報工学部誕生)科目 Pick Up

プログラミング演習I

この授業は、初めてプログラミングを学ぶ人が、プログラミングを行うために必要な基礎的知識や作成技法を習得するために設けられています。プログラムの基本構造は、順次命令を実行する、同じ手順を繰り返し実行する、条件判定し実行順序を分岐する、からできているので、これらの概念を中心に演算や入出力の方法も併せて学びます。プログラミング言語としてC言語を用いますが、初心者を対象としているため、C言語固有の事項についてはできる限り用いず、プログラミング一般に共通の概念について学びます。

情報工学実験I

情報工学の基礎的な技術である、コンピュータ、ネットワーク、プログラムが動く仕組みを体験する実験を行います。完成品を使うだけではなく、その一部を自分で修正・改良し、実際に動作させる体験をすることで専門知識を習得する土台を作ります。また、数名のグループで議論しながら実験をすることで計画的に目標を達成する能力を養成し、結果をレポートとしてまとめることで成果を正しく表現する技術の修得をめざします。

情報通信ネットワーク

インターネットは生活の一部になっています。インターネットで利用されている通信規約は、TCP/IPと呼ばれており、インターネットの仕組を理解するうえで必須の知識です。この科目では、TCP/IPについて、その位置付け、基礎技術、応用技術などを、必要な知識に絞って解説します。一通りの知識を吸収したうえで、実際にネットワークを流れる情報をネットワークモニタで観察し、その動きを理解します。TCP/IPの知識を身に付けることにより、ネットワーク技術の奥深さを知ることができます。

コンピュータアーキテクチャI

情報関連のさまざまな学問を学ぶうえで基礎となるコンピュータの基本的な動作原理を理解することを目的とします。特に、(1)プログラムはコンピュータ内でどのように実行されるのか、(2)プログラムを書くためにどのような命令があるのか、(3)数値データやプログラムをコンピュータ内でどのように表現するのか、(4)演算などをハードウェアでどのように実行するのか、について学びます。本講義を通して、ソフトウェアとハードウェアの機能分担を理解し、情報処理システムの設計や構築に必要な基本的な能力を修得します。

アルゴリズム・データ構造I

「アルゴリズム」という言葉はコンピュータにかかわる色々な分野で使われます。この講義では、それらの分野で基礎となる、一般的なデータのコンピュータ上での表現とその処理方法を学びます。順番を持ったデータ(例えば成績のデータ)や互いに関係を持ったデータ(例えば道路網)などの「構造」を持ったデータを効率よくコンピュータのうえで表現し、そのデータからわれわれに必要な情報を計算し抽出する方法を学びます。例えば、道路網のデータを用いて自宅から会社までの最短経路を効率よく求めるアルゴリズムは広くカーナビで利用されています。

画像処理

画像処理技術は情報社会において不可欠な技術で、近年は家電製品、ゲーム機、車など、生活の身近なところで応用されています。特に映像や画像によるセンシング技術は、多くの産業分野で活用されており、その技術は加速的に高度になってきています。映像や画像によるセンサやシステムを有効に活用したり、将来これらのシステムの研究開発や設計に携わるためには、画像処理の基盤技術を理解することが不可欠です。この講義では、画像のフィルタリングや認識技術など、画像処理システムの設計・開発に必要とされる基本的な技術を理解し、修得できます。

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