競争的研究費に対して高い意識を持ち、科研費を継続的に受けて研究を行うことで本学の研究力向上に大きく貢献した教員を顕彰する令和5年度の「科研費功労賞」に、理工学部数学科の齊藤公明教授が選ばれました。天白キャンパス本部棟で6月9日、表彰式が開催され、立花貞司理事長から賞状と目録が贈られました。

科研費は、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」です。功労賞は、科研費をはじめとする競争的研究費への意識を高め、本学の研究力向上を目指して2021年度に創設され、今回で3回目の表彰となります。

式では、小原学長が祝辞で「齊藤先生は3月まで理工学部長の要職を務めながら科研費研究を継続してこられ、今年4月からも新たに採択された研究に取り組まれており、本当に素晴らしいことです」と称えました。そのうえで「ぜひ研究を推進するコツや申請のノウハウなどを後進の方々にお伝えください」と要望しました。

受賞のあいさつに立った齊藤教授は「学術研究支援センターをはじめ皆さんのご支援のおかげであり、心より感謝します。『研究の名城』にふさわしく、多くの先生方の画期的な研究にあふれている大学です。今後も先生方との交流や研究成果の教育への還元を通じてワンランク上の研究力を確立していきたい』」と謝辞を述べました。