トップページ/ニュース 薬学部の森和俊教授が薬学部1年生に特別講義

必修の「生化学Ⅱ」の講義で「タンパク質の分解」について解説

講義を行う森教授 講義を行う森教授

薬学部の森和俊教授が9月30日、八事キャンパスで1年次の必修科目「生化学Ⅱ」で特別講義を行いました。2024年4月に薬学部の特任教授に就任して以来、後期のこの時期の恒例となっている特別講義で、受講した学生約300人はノーベル賞候補の世界的な研究者から大いに刺激を受けていました。また、ノーベル賞の発表間近とあってメディア10社が取材に訪れました。

学生約300人が受講 研究者の心構えや研究テーマの決め方などを質問

  • 1年生約300人が受講 1年生約300人が受講
  • タンパク質の分解の研究を解説 タンパク質の分解の研究を解説

森教授は特別講義では、「タンパク質の分解」と題してその仕組みと研究の変遷や意義などについて解説しました。真核生物の細胞小器官で細胞内外の成分の分解機能を担う「リソソーム」や、分解すべきタンパク質の目印として働く「ユビチキン」、さらに2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典博士が解明した「オートファジー(細胞の自食作用)」について取り上げました。

森教授はそれぞれの研究の解説で、その後にノーベル賞の受賞に至った研究者たちや解明された内容、残された疑問や課題、さらにはノーベル賞受賞にまつわるエピソードなども紹介し、学生たちの興味を引きつけていました。また、大学に入学して遺伝子やDNAを知って興味が湧き「高校の時は暗記科目だと思っていた生物学に転向した」と、自らの研究生活の転換点を明かす場面もありました。

講義後には質問タイムも設けられ、学生たちが次々と手を挙げて質問。研究者としての心構えやテーマの決め方など研究に関する質問が多く、森教授は「研究は後追いではだめ。どう攻めていくかを考え、突破口を見つければ先が開ける」「初めは幅広く関心を持つことが大切。無駄と思われることも勉強した方がいい。その後に興味の方向性を絞り込んでいけば」などとアドバイスを送っていました。

質問タイムの後も列を作って質問しようとする学生たちに丁寧に対応した森教授。さらにはメディアの取材にも応じ、本学の教授に就任してからの半年を振り返りました。薬学部の学生について「今日の講義でも活発に質問してくれた。素直でまじめな学生が多い」と笑顔を見せ「学生の大半は卒業後に薬剤師になるが、ぜひ研究は楽しいよということを伝えたい」と話していました。

  • 質問する学生 質問する学生
  • 講義後も質問に答える森教授 講義後も質問に答える森教授
  • メディアの取材にも答える メディアの取材にも答える
  • 集まったメディアは10社 集まったメディアは10社
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ