トップページ/受賞 農学研究科の吉田有希さんが日本農芸化学会中部支部例会で企業奨励賞を受賞

受賞者 吉田有希さん(農学研究科農学専攻修士課程 2 年、加藤雅士教授・志水元亨准教授研究室)
受賞名

日本農芸化学会 中部支部 第205回例会 企業奨励賞

受賞日 2026年 9月 26日
受賞テーマ

プラズマ処理稲わらを活用した新奇バイオスティミュラント資材の創出

生命・食料・環境に関わる幅広い分野の研究者が研究成果を発表する日本農芸化学会中部支部第205回例会にて、農学研究科修士課程2年生の吉田さんが「企業奨励賞」を受賞しました。

近年、化石資源に代わる再生可能な資源として、稲わらなどの未利用バイオマスが注目されています。稲わらは豊富に存在する一方、その有効利用にはさらなる技術開発が求められています。そこで吉田さんは、稲わらに大気圧プラズマを照射することで、植物の生育促進と微生物の増殖抑制という二つの機能を付与できることを見いだしました。

吉田さんは、プラズマ処理した稲わらを植物の栽培に利用することで、シロイヌナズナの地上部の生育が促進される促進されるとともに、主根の伸長抑制や根毛形成の促進といった根系形態の変化が生じることを明らかにしました。さらに、プラズマ処理した稲わらには、大腸菌の増殖を抑制する作用があることも見いだしました。

今回の研究成果から、プラズマ処理した稲わらは、植物の生育促進と微生物制御という二つの機能を併せ持つ新たな資材として利用できる可能性が示されました。今後、作物栽培への応用を進めることで、未利用バイオマスである稲わらの有効利用と、持続可能な栽培技術の開発への貢献が期待されます。

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