トップページ/ニュース 都市情報学部「フィールド調査の方法」の講義で
「文化のみち」(東区)の観光施設を視察
貴重な歴史遺産として今に残る「二葉館」や「旧豊田佐助邸」などを巡る
社会のさまざまな課題の解決に活用するフィールド調査の方法の修得を目指す都市情報学部の2年次開講科目「フィールド調査の方法」を受講する学生たちが10月8日、名古屋市東区の「文化のみち」エリアにある観光施設「旧豊田佐助邸」や「二葉館」などを視察に訪れ、ガイドボランティアへの聞き取り調査を実施しました。この日の視察結果は11月に同エリアで行う観光客へのアンケート調査に生かす予定です。
「フィールド調査の方法」の講義では、フィールド調査・社会調査の理論を学んだ後、実際の観光地や施設に出向いてアンケート調査を行い、データの集計や分析、さらにはプレゼンテーションを行って観光施策などを提案することを通して、社会のさまざまな課題の解決に活用するフィールド調査の方法を習得することを目指しています。
地元のボランティアガイドから建物の特徴やさまざまなエピソードを聞く
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二葉館の外観を見学
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二葉館のらせん階段
この日の視察には「東区文化のみちボランティアガイドの会」のメンバー8人が協力。学生たちはこの日、6グループに分かれ、担当教員の大野栄治教授、森杉雅史教授、杉浦伸教授、大野沙知子准教授、森龍太准教授とともに「文化のみち」エリアにある「旧豊田佐助邸」と「二葉館」、「橦木館」、さらに名古屋城を巡り、「文化のみち」エリアではガイドボランティアから説明を受けました。
日本の女優第1号として名をはせた川上貞奴と電力王とうたわれた福沢桃介が暮らした邸宅を移築・復元した「二葉館」では、ガイドボランティアが「外壁はタイル張りで天井も高く、外から見ると洋館だが、実は木造の建物」「大広間のステンドグラスのデザインは夏の花々をあしらっている」などと建物の特徴を説明したほか、貞奴の生涯や桃介との関係なども紹介。学生たちは熱心にメモを取っていました。
白いタイル張りの洋館と和館からなる「旧豊田佐助邸」では、学生たちは外観のデザインをスマホで撮影したり、今では入手困難な京都の赤石を使った庭石を見学したりしました。大正末期に建てられた「橦木館」前では、この地域は名古屋城の東に位置してかつては中級武士が住み、現在では大正から昭和初期に建てられた洋風建築が残っており、「白壁・主税・撞木町並み保存地区」に指定されていることなども学びました。
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旧豊田佐助邸の洋館
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旧豊田佐助邸の和館
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旧豊田佐助邸の和室
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橦木館前の公園で町並みについて説明を聞く
「どうやって観光客を呼び込むかを考えてほしい」と大野栄治教授
視察を終えて、高井奏瑛さんは「二葉館も旧豊田佐助邸も外観や内装のこだわりが細かくて素晴らしく、芸術作品を見ているようでした。ボランティアガイドさんの話も面白く、いろいろな視点から建物を見ることができました。これからは、文化のみちの魅力をさらに知り、観光客を増やすためにはどのようなアンケートを取ればよいのか考えていきたいです」と話していました。
村松勇音さんは「和洋折衷の建築の美しさに加え、その構造や歴史的背景にも関心を持ちました。特に、ボランティアガイドの方の豊富な知識に基づいた丁寧な説明が印象に残り、見学するだけでは気づけない建物の魅力や背景を知ることができました。今後は、文化のみちへの観光客を増やすために、どのような取り組みが有効なのか自分なりに仮説を立て、資料調査や現地調査を通じて検証していきたいと考えています」と意欲を示しました。
この日の調査結果をもとに11月のアンケート調査に向けて、どのようなデータを集め、どのような分析が必要かなどを考え、調査項目を検討していきます。大野栄治教授は「名古屋にも歴史的建物が残っていて、観光客も訪れている。観光の資源、ポテンシャルが名古屋にもあることをきちんと認識して、どうやってPRするか、どうやって観光客を呼び込むかを考えてほしい」と学生たちに呼び掛けていました。


