トップページ/ニュース 都市情報学部・大野沙知子准教授のゼミ生が
「中津川市政策コンテスト」の最終審査でプレゼン

ゼミ生10人が事業化を目指して気合を入れて実践的な提案を具体化

プレゼンの様子 プレゼンの様子

岐阜県中津川市が市の施策を広く一般から募ろうと実施した「中津川市政策コンテスト」に、都市情報学部の大野沙知子准教授が担当する「地域づくり計画ゼミナール」の3年生が応募し、10月11日に同市ひと・まちテラスで開催された最終審査でプレゼンしました。最終審査に進出したのは48件の応募のうちわずか5組で、ゼミ生たちは前期のゼミナールで学んだまちづくりの知識を実地域での政策に活用し、「なかつがわクエスト ~中山道と神秘の森に眠る謎~」のテーマで、「まち歩き謎解き × みらいの樹プロジェクト」を提案しました。

高校生以上の個人や団体を対象に募集した「中津川市政策コンテスト」は、令和9年度から始まる「中津川市総合計画2027-2036」の将来都市像「WONDERFUL WOODs〜ワクワクする森 なかつがわ〜」の実現に向け、市民や中津川市に興味を持つ方々などのさまざまな視点や発想を市のまちづくりの取り組みに反映させ、主体的にまちづくりに関わるきっかけをつくることを目的とした取り組みです。採用された提案は最大1000万円の予算で事業化するとしています。

中津川のまち全体を活用した「謎解きイベント」を駅周辺で実施するアイデア

地域づくり計画ゼミナールでは、2024年度から中津川市でまちづくり活動を行っています。これまでに、まち歩きやフィールドワークで、地域の方々に中津川の魅力を教えてもらい、well-beingを高める観光政策の提案や、にぎわいプラザ跡地の活用として暮らしと観光が両立する仕組みづくりに取り組んできました。2026年度も中津川市で活動するキッチンカーと連携した企画も実践しており、これまで培った中津川市での活動の成果を生かそうと市政策コンテストへの応募を決め、ゼミ生10人が事業化を目指して気合を入れて実践的な提案を具体化しました。

この日の最終審査では、中津川市の魅力を発信し、関係人口や地域コミュニティーの創出・増加を目指すため、中津川のまち全体を活用した「謎解きイベント」を、中津川駅周辺をフィールドとして実施するというアイデアを提案しました。具体的には、「Wonderful Woods ~ワクワクする森 なかつがわ~」を基にした謎解き冊子を配布し、謎を解く手がかりを実際の市内のスポット(ひと・まちテラスやなかつがわ森の木遊館など)に隠すことで市内の周遊につなげることを狙いました。

プレゼンではさらに、それぞれのスポットごとに中津川市が目指す未来へつなぐプロジェクトを紹介して構想を周知することで、「参加した市民らが主体的にまちづくりに関わるきっかけをつくることができる」といったメリットも紹介。また、最後の謎を解くキーワードとして、参加者が中津川の未来へつながるアイデアなどを投稿し、集めたアイデアをひと・まちテラスに「みらいの樹」として掲示して「見える化」することで、より多くの人たちの関心を高めることができることも強調しました。

大野准教授「地域でいろいろな人と一緒に協働できる関係づくりを進めたい」

審査は小栗仁志市長らが行い、プレゼン後の講評では「若者の発想でワクワクした」と感想があり、今回の提案のポイントとなるみらいの樹の具体的なイメージについて質問もありました。残念ながら賞は逃しましたが、「季節や場所や地域資源を活用することで地域に広がりがある提案」「スタッフを置くことで人と参加者のかかわりをつくることができる」と事業化に向けた温かいコメントをいただきました。

プレゼンした酒井仁大さんは「まちづくりでは継続的に地域と関わり続ける『関係人口』の創出が大切だと考えており、今回、その考えをさらに深めることができました。また、審査員の方々から、若者が地域を訪れてくれることへの期待を伺い、若者と地方をつなぐ取り組みの需要や可能性を実感しました。今回の経験を通じて、地域の魅力を生かすだけでなく、人と地域との継続的なつながりを生み出す視点の重要性を学びました。今後も地域の未来に貢献できるまちづくりについて考え続けていきたいです」と振り返っていました。

最終審査を終え、大野准教授は「これまでにゼミナールでは、自分ごととして地域実践するために、地域づくりの土台をつくることに取り組んできました。その発展として、中津川で活動し、地域の方に協力いただき、観光客として訪問するだけではわからない地域の魅力を学んできました。これまでの活動を踏まえ、『自分たちだからできる』『自分たちもワクワクする』アイデアを具体化し、最終審査で提案できたことを大変嬉しく思っています。提案で終わることなく、地域でいろいろな人と一緒に実現に向けて協働できる関係づくりを進めたい」と話していました。

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