トップページ/ニュース 「FUJITA BOOT CAMP」で優秀賞を受賞
渡邉由季子さん(情報工学部4年)が大野副学長に報告

国内外の学生が集い、医工分野の起業家育成を目指して7~8月に開催

大野副学長に報告する渡邉さん 大野副学長に報告する渡邉さん

国内外の学生を集め、医工分野での起業家の育成を目指して藤田医科大学と愛知県が7~8月に共同開催した「FUJITA BOOT CAMP(ブートキャンプ)」で、所属したチームが優勝して優秀賞を受賞した情報工学部4年の渡邊由希子さんが10月13日、天白キャンパス本部棟で大野栄治副学長と面談し、「学部で学んだことを生かすことができました」と述べるなど、ブートキャンプで得た経験や学びなどを報告しました。

「FHU AI×MedTech Asia Innovation Challenge 2026」が正式名称のブートキャンプには、藤田医科大学や名古屋大学、香港科技大学、シンガポール国立大学などから書類選考と面接で選ばれた7カ国・地域の31人が参加。医学や工学、看護学などを学ぶ学生は6チームに分かれ、医療従事者へのインタビューなどで課題を定め、高齢化社会や女性の健康、メンタルヘルスなどのテーマでその課題解決に向けたAI開発に取り組みました。

乳腺炎に苦しむ母親の体調記録と産婦人科への仲介を行うアプリを開発

  • 渡邉さんを紹介する寺本教授 渡邉さんを紹介する寺本教授
  • スライドで説明 スライドで説明

本学からただ1人参加した渡邉さんのチームは、産後乳腺炎が重症化してから医療機関を受診する母親が多く、治療が困難になるという課題の解決をテーマに設定。既存の技術が乳幼児のケアに焦点を当てている一方で、チームは母親自身の健康管理に着目し、AIを活用して日々の体調を記録するとともに、症状が悪化する前に産婦人科などの医療機関に迅速に相談できるアプリ「FemLink」を開発し、高く評価されて優秀賞に輝きました。

本学と藤田医科大学など5大学は新たな医療技術の開発に向けた「先端医療開発コンソーシアム」を2022年に設立しており、大野副学長がその担当を務めていることから、渡邉さんはこの日、報告に訪れました。初めに、同席した寺本篤司教授が渡邉さんについて「入学当初からAIと組み合わせた医療の研究に関心を持ち、2年生の時から学会発表も行い、現在はAIを活用した脳腫瘍の研究をしています」などと紹介しました。

続いて渡邉さんがスライドを使って、10日間に及んだブートキャンプの流れやチームのメンバー5人がそれぞれ専門分野が違うこと、受講した講義での学びや医師や助産師、母親らへのインタビューから課題を見つけたこと、アプリ「FemLink」の開発までの経緯やアプリの機能と使い方などを説明。工夫した点として「迷いなく相談してもらうため、ワンタップで産婦人科に電話がつながるようにしました」と力を込めました。

大野副学長からは「アプリは実際に使ってもらいましたか?」「この先のアプリのどう展開していきますか?」などの質問があり、渡邉さんは「使ってもらって意見を聞き、何回も改善しました。情報系の技術あっての成果で、学部で学んだことを生かしました」「搾乳に関わるアプリと組み合わせれば」などと回答。最後に、大野副学長は「どんどん便利な仕組みを考えていってください」と渡邉さんに期待の声を掛けていました。

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