トップページ/ニュース ベルリン工科大学(ドイツ)のアンゲラ・ミリオン教授が
都市情報学部で特別講義
都市開発や都市デザインが専門で、若者の空間知や参加型まちづくりなど研究
都市情報学部の田口純子准教授が担当する2年次配当科目「都市のデザイン」で 、ドイツ・ベルリン工科大学都市・地域計画研究所のアンゲラ・ミリオン教授による特別講義が10月23日、ナゴヤドーム前キャンパスで行われました。受講した学生約250人は、子どもや若者が参画する参加型の都市計画や都市デザインに関わる研究などについて理解を深めました。
ミリオン教授は、都市デザインや都市開発、子ども・若者の建築・都市環境教育を専門としており、教育と空間、若者の空間知、参加型まちづくりなどを研究しています。田口准教授とは、子どもや若者を対象とした建築・都市・まちづくりの教育に取り組む研究者らの国際ネットワーク「国際建築家連合『建築と子ども』ワークプログラム」を通じて10年以上にわたって交流しています。
「情報化社会での子どもや若者の参加型都市デザインを考えるきっかけに」と招聘
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講義の様子
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田口准教授が逐次通訳
今回の特別講義は、ミリオン教授の講演を通して受講する学生たちに「子どもの参画」や「子どもの空間知」に関する都市計画・都市デザインの最前線の実践や研究に触れてもらうとともに、都市情報学部で学ぶデータサイエンスの視点も生かしながら、「情報化社会での子どもや若者の参加型都市デザインについて考えるきっかけにしてほしい」と企画しました。
ミリオン教授は「デジタル時代の都市と子どもの空間知」と題した講義で、人々が空間をどう知覚し、解釈し、想像し、空間との関わりの中で行動するかを表す「空間知」に着目し、若者が自分たちが暮らす都市をどのように知るようになるのか、そしてデジタルメディアによってその知識にどんな変化が現れるのかを、ベルリンの若者を対象とした研究や世界のさまざまな地域で約50年にわたって行われた研究の分析結果から解説しました。
その中でミリオン教授は、若者の生活に現れる空間的な特徴や、デジタルとの関わりの広がりから浮かぶハイブリッドな活動空間の特徴などを解説。そのうえで、都市計画に若者の空間知を生かすには▽どう移動し、どこで誰と会うかなど日常の実践を調べる▽物理的なアクセスだけでなく、デジタルなアクセスのしやすさも考える▽寄り道など探索と自律性の余地を設ける▽若者自身の空間知とともに取り組む-の4点を示唆しました。
講義の最後には、ミリオン教授は「若者が探索し、人とつながり、空間を自分たちのものにしていけるのは、どのような都市でしょうか?」と学生たちに問いかけ、さらに「このキャンパスや皆さんの近所、あるいは今日ここに来るまでの道のりに引きつけて、すでにどのような機会があり、どこに制約が見られるのか、考えてみてください」と呼び掛けました。
田口ゼミでは特別講義に続き、ミリオン教授らを講師に招いて「子ども・若者とひらく都市・まちの学び」をテーマにオープンセミナーを10月28日(水)15:30~18:00にナゴヤドーム前キャンパスDS403教室で開催します。国際事例を紹介するミリオン教授の基調講演と愛知県日進市の職員による国内の事例紹介、参加者トークを予定しています。対象は学生・教職員・一般で、定員は40人。参加無料。申し込みは不要です。
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ミリオン教授を紹介する田口准教授
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主に2年生が受講


