学部・大学院学部長メッセージ

MESSAGE

田中 武憲

東西冷戦の終結から四半世紀が過ぎ、この間に急速に発展した情報通信技術とそのネットワーク化によって、私たちの生活は大変、便利で、一見、豊かなものになりました。その一方で、このグローバル市場経済の拡延と浸潤は、「リーマンショック」のような世界的不況や経済格差を引き起こすとともに、近年では英国のEU離脱や米国における自国第一主義を掲げる大統領の誕生など、いわばグローバル化の反作用や副作用とも言える政治・経済の巨大な地殻変動を引き起こしています。

2000年の学部発足以来、組織的・継続的に教育の質の向上に努めてきた経営学部は、近年では改めて「現場触発型」の実践的な教育と人財育成に力を注いでいます。すなわち、豊かな教養とマネジメント、会計・ファイナンス、マーケティング、国際経営など経営学の専門的な知識の修得の上に、企業への訪問調査や企業と連携した問題解決型学習、国内外でのフィールドワーク、外部講師を招いての講演会などを通して、企業や社会が現実に直面している課題の解決に資する、実学的・実践的な各種スキルの習得を目指しています。

併せて、経営学部では1年次の「基礎ゼミナール」から4年次の「専門ゼミナールIII」での卒業論文の作成までを必修科目とするなど、少人数のゼミナール教育を重視したカリキュラムを編成しています。特に、学生がより主体的・積極的な役割を果たす2~4年生の「専門ゼミナール」では、上述の専門知識に加えて、これまでの習慣や常識にとらわれず、学生自身が自ら考え、行動する実行力と、近年、企業から強く求められているコミュニケーション能力の向上を目的として、多様な「学びの場」を提供しています。

このような教育改善・人財育成の取り組みは、学生アンケートによる満足度や高い就職率として、客観的にも高い評価を得ておりますが、これからも経営学部は企業や社会との接点を多面的にさらに広げ、経営学に関する高度な専門知識とスキル、社会の課題や変化を感じ取る鋭い感性と変化に即応できる知恵と工夫、そして自らの目標に向かって、困難にあっても最後まで物事をやり遂げる強い精神力を備え、真に社会に貢献できる人財の育成をめざしていきます。

学部長 田中 武憲

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