理工学部/電気電子工学科学科長からのメッセージ

MESSAGE

学科長 村田 英一

皆さんは、どのようなきっかけで大学進学を志されたのでしょうか。

私の場合は、『STAR TREK』や『2001年宇宙の旅』、『2010年』といったSF映画・テレビ作品が原点でした。これらの作品に描かれるサイエンスやテクノロジーに強く魅了され、その仕組みを理解し、いつか実現に近づけたいという思いから、理工系の大学進学を決意いたしました。

作品中には、物質転送装置、ワープ航法、物質・反物質反応炉など、現代ではまだ実現が困難な技術も登場します。しかし一方で、人工知能(AI)や核融合炉のように、実現が視野に入りつつある技術もあります。『2001年宇宙の旅』、『2010年』に登場する HAL9000 は、自己を持つかのように振る舞い、宇宙飛行士たちの相談相手として機能しますが、これはまさに現在の生成AIを想起させる存在です。また、核融合炉については国際的な協力のもと、実用化に向けた研究が着実に進展しています。

これらの先端技術は、一見すると途方もないテクノロジーのように思われがちですが、その基盤には、地道な基礎学問の積み重ねがあります。そして、その基礎を体系的に学ぶことができるのが、本学・電気電子工学科です。

本学科の強みは、ハードウェアとソフトウェアの双方をバランスよく学べる点にあります。 ハードウェア分野では、電気磁気学といった古典物理から、半導体工学の理解に不可欠な電気回路・電子回路・デジタル回路など、多様な科目を体系的に学修できます。 ソフトウェア分野では、コンピュータサイエンスの基礎から、人工知能に不可欠なプログラミング言語 Python まで、幅広い内容を習得することが可能です。

研究活動においては、「エネルギー・環境」「電子物性・デバイス」「システム・情報通信」「電子生命情報」の4分野を柱とし、電気工学・電力エネルギーの基礎から、太陽電池・リチウムイオン電池・半導体作製技術などの応用技術、さらには次世代情報通信、人工知能、ロボティクス、生命科学に至るまで、極めて広範な領域をカバーしています。

卒業後の進路は、自動車・航空機関連の製造業、電気・鉄道などのインフラ産業、ソフトウェア開発や情報通信といったIT産業まで多岐にわたり、皆さんの能力を活かせるフィールドが広く開かれています。ぜひ積極的に挑戦し、自らの可能性を大きく伸ばしていただきたいと思います。

また、学部在学中に研究への関心を深めた方には、大学院への進学を強くお勧めいたします。近年、本学科の大学院進学率は30%を超えるようになりました。大学院では研究力の向上に加え、国内外の学会発表などを通じて貴重な経験を積むことができます。将来、研究開発者として世界で活躍したいと考える皆さんにとって、大学院進学は大きな近道となるでしょう。

学科長 村田 英一

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