移行用/ニュース 理工学部建築学科の学生グループが名古屋・有松の古い町並みを竹明かりで彩る

高低をつけて立てられた竹の明かりとY-LABのメンバー 高低をつけて立てられた竹の明かりとY-LABのメンバー
直線的に組まれた竹の中から漏れ出すろうそくの光 直線的に組まれた竹の中から漏れ出すろうそくの光

理工学部建築学科の学生グループ「Y-LAB」が10月21日、名古屋市緑区有松地区の光のページェント「有松ミチアカリ」に参加し、江戸時代の宿場町の面影を残す同地区をろうそくの明かりで彩りました。
Y-LABのメンバーは1年から4年まで総勢25人。「『有松ミチアカリ』を通して考える、地域活性化と学びの環境」という企画が2017年度の「Enjoy Learning プロジェクト」に採択され、大学の助成を得て取り組んでいます。
有松ミチアカリは地域住民や有松を愛する市民団体「灯りのまちなみ」が、2016年11月に続いて開催しました。直径12㎝前後の太い竹を知多半島で伐採し、思い思いに電動ドリルで穴を開けて花や円形、曲線などの模様を施しました。この日は台風21号接近に伴う雨の中、午後5時ごろから竹筒の中にろうそくを置き、穴から漏れ出た明かりで古い町並みを照らしました。明かりは周囲が暗くなるにつれて彩りを増し、幻想的な雰囲気を醸し出しました。
Y-LABは、道路を挟んで南側の家の軒下は竹を直線的に組み、対照的に北側の家の軒下は竹の高低で曲線的に構成。傘を差しながらこの美観を写真に納める人がたくさんいました。Y-LAB代表の鈴木結貴さん(4年)は「作っている途中も地元の人たちに声を掛けてもらい、いろいろな人のおかげで成り立っているイベントという実感がしました」と話し、地域活性化への手応えをこの日繰り出した十数人のメンバーと一緒に感じていました。
今回の展示は、11月の大学祭のナゴヤドーム前キャンパス会場で再現する予定です。

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