移行用/ニュース 愛知総合工科高校専攻科の5人が製作した電気自動車が東京モーターショーで展示中

東京モーターショーに展示中のコラプスと生徒、教職員 東京モーターショーに展示中のコラプスと生徒、教職員
会場内で異彩を放つコラプス 会場内で異彩を放つコラプス

本法人が指定管理法人として運営している愛知総合工科高校専攻科の2年生5人が1 年半がかりで製作した超小型シティコミューター「Collapse(コラプス)」が、11月5日まで東京ビッグサイト(東京都)で開催中の第45回東京モーターショーに展示されています。

コラプスは英語で「破壊」を意味し、既成の車の概念を壊すような車づくりを目指して命名。恒川弘貴さん(先端技術システム科)ら5人が「こんな車なら所有したい、乗りたい」と言ってもらえるような工夫を込めました。全長234㎝、幅155㎝、高さ130㎝。丸いハンドルはなく、ゲーム機のコントローラーを使った電動ステアリングシステムを導入し、駐車時は折りたたんで全長160㎝にまで短くできる構造で、先頭には名城大学にエンブレムが入っています。ショーの会場では、ベンツやBMW、プジョーといった外国の大手自動車メーカーの展示場近くにブースを構え、多くの来場者が足を止めて生徒たちの説明に聞き入っていました。

メンバーの1人で大手自動車部品メーカーに就職が決まっている北村清さん(先端技術システム科)は「企業の人が見に来てくれ、自分たちが考えつかなかったことを教えてくれたり、日々来場者の客層が違う中でいろいろな気づきがあります。私たちの年代では考えられないことが経験できています。全部吸収していきたいと思います」と話しました。
本学理工学部交通科学科卒で同専攻科教員の田渕英樹さんは「私がいろいろ指導するのではなく、生徒たちに考えてもらうようにしました。その分、時間はかかりましたが、会場で生徒たちの来場者対応を見ていると、その成果が出ました」と頼もしそうに見守っていました。

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