移行用/ニュース 名城大学杯将棋大会に224人が参加 藤井聡太四段人気でメディアも注目

対局する小学生たち=ナゴヤドーム前キャンパス南館で 対局する小学生たち=ナゴヤドーム前キャンパス南館で
たくさんのテレビカメラの前で指導対局する杉本七段(手前左)らプロ棋士たち たくさんのテレビカメラの前で指導対局する杉本七段(手前左)らプロ棋士たち

第2回名城大学杯将棋大会が6月18日、ナゴヤドーム前キャンパス南館で開かれ、224人の子どもたちが参加し、盛況のうちに終わりました。愛知県瀬戸市の中学3年生のプロ棋士、藤井聡太四段が将棋の公式戦で27連勝したばかりとあってメディアが注目し、新聞、テレビ、通信社合わせて8社が取材に訪れました。
本学将棋部が2015年12月に第46回全日本学生将棋団体対抗戦(通称:学生王座戦)と第44回学生王将戦で優勝し、団体、個人とも学生日本一に輝いたことを記念した大会です。その快挙を広く世間に知ってもらうとともに、次世代を担う人材の育成に寄与する目的で、2016年11月の第1回に続いて開催しました。
開会式で、佐川雄二副学長は「東海地区は将棋が非常に盛んです。名城大学将棋部が学生日本一になれたのは将棋人口の層の厚さと裾野の広さがあるからです。話題の中学生棋士が愛知県から生まれたことも無縁ではないと思います。この大会は、人を育て、地域や社会に貢献する意味を込めて開催しています。第一線で活躍しているプロ棋士の指導対局でいろいろなことを学び取って帰ってください」とあいさつしました。
プロ棋士は、木村一基八段、藤井四段の師匠の杉本昌隆七段、藤井四段が28連勝をかけて6月21日に対局する澤田真吾六段、本学都市情報学部3年の中澤沙耶女流初段ら総勢10人で、開会式では顔ぶれの紹介もありました。
参加者は、小学2年生以下、小学3・4年生、小学5・6年生、中学生、高校生の5クラスに分かれて対局し、父母らが廊下からガラス越しに見守りました。変則的なトーナメント戦で進められ、各クラスの上位3人が閉会式で表彰され、プロ棋士揮毫の色紙が贈られました。
敗退しても指導対局が受けられるとあって、174人が参加しました。岐阜県可児市から父母と一緒に来た小学3年生の吉田桜晴(おうせい)君は「今日はすぐに負けて悔しくて泣きました。でも指導対局でいろいろ教えてもらえてうれしかった」と話しました。木村八段の指導を受けた愛知県一宮市の高校2年、木村野乃花(ののか)さんは「いつもとは違った指し回しを教わり、学ぶところが多かった。始まったばかりの大会でこれだけにぎわっているのは、指導対局のおかげもあると思います」と充実した表情で語りました。

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