トップページ/ニュース 農学部・塚越准教授の論文が米国科学雑誌に掲載

塚越准教授と蛍光顕微鏡 塚越准教授と蛍光顕微鏡

名城大学農学部 塚越 啓央 (つかごし・ひろなか)准教授は名古屋大学遺伝子実験施設 多田 安臣 (ただ・やすおみ)教授、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 東山 哲也(ひがしやま・てつや)教授らの研究グループとの共同研究で、活性酸素が植物の根の成長と病害抵抗性の天秤の傾き調節の支点となる「かなめ」タンパク質であることと、その制御メカニズムを発見しました。

活性酸素は、たくさん蓄積されると細胞にダメージを与え、老化の原因となります。しかし、活性酸素は植物の正常な根の成長にも利用されます。また、植物は病原菌に攻撃されると、活性酸素を発生して病害抵抗性を発揮しますが、同時に植物の成長は抑えられてしまうことも知られています。同じ活性酸素を使って、植物がどのように成長と病害抵抗を天秤にかけているかは不明でした。

今回、塚越准教授らの研究グループは、MYB30というタンパク質が根の成長と病害抵抗の両方で、活性酸素に応じて根の成長を調節する「かなめ」であることを発見しました。病害抵抗時に植物の成長が抑制されることは、植物生産性を低下させる要因の一つです。今回の発見は、今後、病害抵抗が必要な時は抵抗性を強め、成長が必要な時は成長を促進させる植物活性化剤(代替農薬)の開発といった応用研究につながることが期待されます。

この研究成果は、平成30年5月1日付(日本時間午前4時)米国科学雑誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」オンライン版に掲載されました。

本研究は、JST さきがけ「二酸化炭素資源化」領域、新学術領域研究「植物発生ロジック」の支援のもと行われました。

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