移行用/ニュース 赤﨑勇教授に第1回「知的財産特別貢献賞」

  • JSTの北澤理事長から表彰される赤﨑教授 JSTの北澤理事長から表彰される赤﨑教授
  • 受賞のあいさつする赤﨑教授 受賞のあいさつする赤﨑教授

 独立行政法人科学技術振興機構(JST)は9月13日、科学技術の発展に貢献し、経済的にも大きな効果をもたらした研究成果をたたえるために創設した「知的財産特別貢献賞」の授賞式を東京都千代田区の同機構東京本部JSTホールで開催し、第1回受賞者に選ばれた名城大学理工学研究科の赤勇教授に賞状とメダルを授与しました。赤教授は「20世紀中の実現は困難」とされた青色発光ダイオード(LED)の研究を20年以上も続け、素子の材料に窒化ガリウム(GaN)を使って1989年に世界で初めて開発に成功。その後、豊田合成との共同研究を進め、95年から量産が開始され、LED照明器具や携帯電話のバックライトなどに幅広く使われています。

 授賞式ではJSTの北澤宏一理事長、文部科学省科学技術・学術政策局の合田隆史局長、豊田合成の太田光一監査役、名古屋大学の宮田隆司副総長、名城大学の中根敏晴学長が祝辞のあいさつに立ち、赤教授の業績をたたえました。中根学長は「赤先生は国内外の数多くの賞を受賞しながら常に高い研究意欲を維持されています。不断の努力を続けられた功績が今回の賞に結びついたものと思います。研究の様々な困難を『荒野を一人行くがごとくである』と語られていますが、改めて先生の長年のご努力と優れた研究成果に心から敬意を表します」と祝福の言葉を述べました。

 赤教授は「知的財産特別貢献賞を創設した科学技術振興機構の英知に深く敬意を表すとともに第1回の賞をいただいたことを光栄に思います。多くの皆さんの絶大な支援がなければ今日の受賞はなかっただろうというのが実感です」とあいさつしました。授賞式には本学から下山宏前学長、安藤義則理工学研究科長、船隈透学術研究支援センター長も出席しました。

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