移行用/ニュース 「私立大学研究ブランディング事業記念シンポジウム」を開催

  • 挨拶をする赤﨑終身教授 挨拶をする赤﨑終身教授
  • 講演をする竹内教授 講演をする竹内教授

本学の掲げる「青色LEDを起点とした新規光デバイス開発による名城大ブランド構築プログラム」が、文部科学省の2016年度「私立大学研究ブランディング事業(世界展開型)」の支援対象に選定されました。本学はこれを受け、2014年にノーベル物理学賞を受賞した赤﨑勇終身教授・特別栄誉教授、天野浩特別栄誉教授/名古屋大学大学院教授の研究成果である青色LEDの技術の発展を目指す研究拠点として「光デバイス研究センター」を設置。本学と同センターは3月27日、天白キャンパス共通講義棟東で、同事業記念シンポジウムを開催しました。附属高校特別進学クラスの1年生(新2年生)ら高校生を含む約150人が本学発の新規光デバイス開発に大きな期待をしながら挨拶や講演に聞き入りました。

主催者挨拶として吉久光一学長は、同事業の世界展開型に選定されたのは、本学が北陸・東海地区で唯一であることを強調し、「この事業では、研究活動の成果を広く国際社会に発信し、『研究の名城大』というブランドを国内にとどまらず、国外にも展開していくことを狙いとしています」と説明しました。

名誉センター長に就任した赤﨑終身教授が挨拶し、「革新的で究極的な光デバイスを実現するには関係者が一致団結し、英知を結集する必要があります」などと語り、さらに「本日参加した高校生や一般の方々が崇高なチャレンジに対して賛同されることをありがたく思います」と謝意を示しました。

来賓の天野特別栄誉教授も挨拶し、大学のブランド力を世界的に上げるにはキャンパス全体の英語力向上が不可欠であると述べるとともに、光デバイス研究センターが日本の研究力のV字回復の拠点になることに期待を寄せました。

この後、センター長に就いた竹内哲也理工学部材料機能工学科教授が、LEDとLD(レーザーダイオード)の特色や教員、学生、企業研究員による共同研究の利点、また、若い世代に広く伝わるように研究ブランディング事業を展開していくことなどを分かりやすく講演しました。さらに、赤﨑終身教授の指導を受けて青色LEDを製品化した太田光一豊田合成株式会社特任顧問が記念講演し、LEDの仕組みや開発の歩み、産学連携の重要性などを話しました。

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