移行用/ニュース 将棋部の脇田さんが全日本学生将棋女流名人戦で優勝 団体の学生王座戦は5位
- 学生女流名人戦で初優勝した脇田さん=三重北勢地域地場産業振興センターで
- 東京大学と対局する将棋部員(右)
将棋部は12月23~27日、三重県四日市市の三重北勢地域地場産業振興センターで開かれた第45回全日本学生将棋十傑戦(学生王将戦)、第37回全日本学生将棋女流名人戦、第47回全日本学生将棋団体対抗戦(学生王座戦)に出場しました。学生女流名人戦では脇田菜々子さん(人間学部2年)が初優勝しました。東海地区の大学の学生では初の栄冠です。
昨年初優勝し、2連覇を目指した団体戦の学生王座戦は5位、昨年部員が優勝し、今年も期待が集まった学生王将戦は、奥村克典さん(理工学部1年)が10位に入りました。
女流名人戦は23、24の両日、17人が参加して行われ、脇田さんは、昨年の優勝者で、予選で敗れた相手に本戦トーナメントの決勝で対局し、雪辱を果たしました。脇田さんは「全国の舞台で戦ってきたので、精神的には強くなって臨めました。個人戦の結果で団体戦に勢いがつくので、絶対に優勝するという気持ちで指しました」と話しました。
同じ2日間に行われた学生王将戦は16人で争われました。奥村さんは「大学将棋のレベルの高さを実感しました」と振り返りました。
学生王座戦は全国各地区の代表校10校によるリーグ戦が25~27日に繰り広げられました。各試合7人同士の対局。将棋部は東京大学などには勝ちましたが、立命館大学などに敗れ、6勝3敗で5 位に入りました。優勝は8勝1敗の立命館大学でした。
2014年から将棋部を指導している竹内貴浩コーチ(四段)は「団体戦は苦しい出だしでしたが、盛り返してくれたのは収穫です。今後優勝争いをしていきたい立命館大学に7人が全敗したのは悔しい。これをばねに来年は一回りも二回りもたくましくなってくれると思います」と総括しました。