移行用/ニュース 熊本地震被災地でボランティア活動を実施
- 一面に広がるヒマワリ畑の整備
- 記念撮影の様子
ボランティア協議会主催の「熊本震災復興支援プロジェクト」が 8月22~25日、被災地熊本県阿蘇郡西原村で行われ、学生40人が参加しました。
熊本県は初めての活動場所ということもあり、参加者40人のうち22人が東日本大震災被災地である宮城県気仙沼市大島でのボランティア経験者となりました。
活動内容はヒマワリ畑の整備で、ヒマワリがまだ育っていない畑の雑草刈のグループと、迷路づくりのグループに分かれ、どちらも猛暑の中、水分補給に十分注意しながらの作業となりました。
300㎡のものが2面並ぶヒマワリ畑のうち1面は迷路として整備。子どもの背丈ほどに伸びたヒマワリを刈ったり、引き抜いたりしながら畑の中に迷路となる小道や広場をつくりました。もう1面は、被災して休業中のカフェの協力を得て、くつろぎスペース「ひまわりカフェ」として整備し、親たちがテントの下で飲食しながら子どもたちを見守れるようにしました。作業の最中に通りがかりの人たちから、いつオープンするのかと問い合わせがあり、学生たちの一層の励みとなりました。
作業で切り取ったヒマワリの一部は学生たちが手分けして花束にし、園児や通りがかりの人たちにプレゼントしました。
23日には熊本市内の宿泊先で、校友会熊本県支部長守本修一さん(1973年3月農学部卒)が被災体験について話し、メディアでは伝えられない個別の被災状況に学生達は驚いていました。
ボランティア協議会災害復興部門代表で熊本震災復興実行委員の西部優生さん(経済学部3年)は「気仙沼大島のプロジェクトとは違い、震災が起こってからあまり日がたっていない中で、震災講話を聞かせてもらい、まだ復旧の手がつけられていない家などを見たとき、あらためて地震の被害の大きさを知るとともに衝撃を受けました。参加者は、今後いつ起きてもおかしくない南海トラフ地震の際にはこの経験を生かしてほしい」と総括しました。