トップページ/ニュース 復興支援プロジェクト「はまらいんや!大島」で震災に対する理解を深める

記念写真に納まる参加者たち=宮城県気仙沼市大島で 記念写真に納まる参加者たち=宮城県気仙沼市大島で

ボランティア協議会の東日本大震災復興支援プロジェクト「はまらいんや!大島」が5月18~21日に宮城県気仙沼市大島で実施されました。学生47人が参加し、現地の人の震災講話を聴いたり、大島内の被災箇所を確認したりながら震災に対する理解を深めました。

19日の朝に現地入りした一行は、グループに分かれ島内を散策。学生らは島を代表する景勝地の一つである龍舞崎などを回り、大島の魅力に触れました。
夜は地元で漁師をしている村上満氏、「大島の自然を守る会」の小野寺隆太代表と小野寺敏行副代表が大震災当日の惨状や復旧過程を話し、小野寺隆太代表は「まず自分の命を守ることが大事。自分が無事でなければ人を助けることはできません」と震災の心構えを学生に伝えました。

その後行われたグループディスカッションでは、①大島の魅力②大島内にどのような看板を設置すべきかをテーマに参加者が意見を発表。大島に生息している動植物の説明看板や観光スポット、食事処が掲載された看板などの案がでました。

  • つばき油を取るためのツバキの木の整備 つばき油を取るためのツバキの木の整備
  • ホタテ貝養殖漁に使用する網の手入れを行う学生ら ホタテ貝養殖漁に使用する網の手入れを行う学生ら

20日はつばき油を取るためのツバキの木の整備やホタテ貝の養殖漁に使用する網の手入れを行いました。

4日間を振り返り、ボランティア協議会災害復興ボランティア部門代表の福田佑太さん(経営学部3年)は「今回の経験はそれぞれ自分の成長につながると思います。ぜひ周りの人にも伝えて震災に対する意識を高めてほしい。これからもこのような機会を提供していきたい」と今後の意気込みを語りました。

大島は2019年度に本土とつながる鶴亀大橋が開通する予定で、日帰り観光地となるなど、大きな変化が予想されます。次回の「はまらいんや!大島」は12月ごろに開催予定で、看板の設置がメーンの作業となります。

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