移行用/ニュース 女子駅伝部の向井さんがゴールデングランプリ陸上に出場
- 日本選抜陸上和歌山大会で力走する向井さん
- セイコーゴールデングランプリ陸上での向井さん
女子駅伝部の向井智香(ちか)さん(法学部1年)が5月8日、川崎市等々力陸上競技場で行われた「セイコーゴールデングランプリ陸上2016川崎」女子3000m障害に出場し、10位に入りました。「ゴールデングランプリ陸上」は国際陸連が主催する「IAAFワールドチャレンジ」と位置けられた大会で、2016年は世界各地で全13戦が予定されています。唯一日本で開催された川崎大会は第3戦。原則として各種目世界ランキング50位以内の選手が4人以上出場することになっており、かなりハイレベルな大会です。
向井さんは、2015年の全国高校総体で800m、1500mの2種目に優勝し、国体の800mでも優勝するなど、輝かしい実績を残して本学に入学してきました。大学入学後は得意の中距離種目を中心に取り組んでいますが、2020年の東京オリンピック出場を目標に掲げ、新しい種目への挑戦も始めています。それが5月1日に和歌山市で行われた日本選抜陸上和歌山大会ジュニア女子3000m障害です。この大会は6月にベトナムで開催されるアジアジュニア選手権大会、7月にポーランドで開催されるU20世界陸上選手権の日本代表選手選考レースとして行われました。向井さんは序盤から積極的な走りを見せ、10分00秒40と、今シーズン日本ランキング1位、日本ジュニア歴代2位の好タイムで見事優勝しました。この走りが評価され、ゴールデングランプリ陸上に出場できることになりました。3000m障害は、経験を積むたびに大きく記録を短縮できると言われています。この種目初レースで好記録をマークした向井さんには、今後の記録更新が大いに期待できます。
この種目のリオデジャネイロ・オリンピック参加標準記録は9分45秒00です。今回、この記録は突破できませんでした。しかし、女子駅伝部の米田勝朗監督(法学部教授)は「ケニヤ勢を含め世界トップレベルのレースを経験できたことは、今後の競技生活にプラスになったと思う」と話し、6月にパロマ瑞穂スタジアムで開催される第100回日本陸上選手権での走りに期待しています。