大学教育開発センターは、4月にスタートする大学生活の準備学習の一環として、平成28年度推薦入学試験による入学予定者を対象に、土・日を除く3月9日から16日までの6日間、入学前学習プログラム（MECプログラム）のスクーリングを天白キャンパス共通講義棟北4、5階で実施し、633人が受講しました。MECプログラムとは、入学前に「大学での学び」を体験することにより、やる気を引き出し、円滑に大学教育を始めるための取り組みです。受講生は「英語」「数学」「物理」「化学」「生物」「日本語表現」の各講座から2科目を選択し、自宅学習と3日間のスクーリングによって、自ら立てた学習目標に向かって取り組みました。「日本語表現」の授業では、大学の授業およびゼミなどで必要とされるプレゼンテーションやレポート作成の方法について、新聞やインターネットなどを題材に身近な話題やテーマに沿ってグループワーク形式で学習し、大学での学び方を一足早く体験しました。
受講生からは「習っていなかったところや苦手分野が理解でき、興味が持てた」「メモすることやコミュニケーションの大切さを理解した」「人の意見から新しい発想が生まれた」「予習で分からなかった問題が理解できた」「高校で部分的に覚えていたことがつながった」などの感想が寄せられました。
大学教育開発センターは、受講者へのヒアリングや終了時のアンケート集計結果などを分析し、次年度の改善に生かす考えです。