移行用/ニュース 報道向けにナゴヤドーム前キャンパス図書館の施設見学会
- 自動貸出機の説明を受ける報道陣
- ICタグ棚アンテナ書架の内部
本学と丸善雄松堂、NTT西日本は4月21日、本学のICT(情報通信技術)スマートキャンパス構想実現に向けた新たな大学図書館の形を示すため、報道関係者を対象にナゴヤドーム前キャンパス図書館の施設見学会を開きました。
ICTスマートキャンパス構想は(1)情報の電子化と利活用による教育・研究・社会貢献への取り組み(2)学生及び研究者の学術研究活動を支える学術情報基盤づくり-の2本柱からなります。本学は2014年2月にNTT西日本と包括連携協定を締結し、ナゴヤドーム前キャンパス開設に合わせてICT環境の整備充実に取り組んでいます。その一環として、同図書館は丸善雄松堂が提供する「ICタグ棚アンテナ書架」を含む「電子図書館サービス」の運用を開始しました。丸善雄松堂としては東海3県の大学で初めての運用です。
見学会では、越立政彦附属図書館事務部長が、本学の図書館の概要と、2017年度は全国約530館を束ねる私立大学図書館協会会長校になることなどを説明。図書館に移動してICタグ棚アンテナ書架の仕組みの実演解説などが丸善雄松堂によって行われました。
本にはそれぞれにICタグが貼られ、その情報を読み取る自動貸出機で学生や教職員は本を借りることができます。貸出処理をしていない本を持って館外へ出ようとすると、ゲートで警報が鳴る仕組みです。棚板に電波発信器が埋め込まれたICタグ棚アンテナ書架から本を取り出し40秒たつと自動的に利用実績となります。このデータを分析することで、利用の少ない本は移動することが可能になります。電子書籍の蔵書はタブレット端末やスマートフォンなどにダウンロードし、1週間閲覧できます。