移行用/ニュース 卒業生ら約500人が参加し「オール名城大会」を開催
中根学長「開学90周年、100周年の弾みに」
名城大学のさまざまな年代の卒業生たちと関係者たちが交流を深める「2015年オール名城大会~トークセッション&懇親交流会~」が2月28日、名古屋市中区の名古屋観光ホテルで約500人が参加して開催されました。招待状が贈られたのは3回目となる「スペシャルホームカミングデイ」対象者(卒業後50年近く経た1964年3月~1966年3月卒業)、卒業後30年を経た「ホームカミングデイ」対象者(1985年3月卒業)、学校法人名城大学教育振興資金(開学90周年募金:2014年11/22~2017年3/31)に1万円以上の寄付をいただいた個人・企業関係者。参加者の中には沖縄、鹿児島、宮城、北海道など遠方から駆け付けた卒業生もいました。
「曙の間」での第1部では中根敏晴学長が開会のあいさつ。「名城大学は来年開学90周年を、さらに10年先には開学100周年を迎えます。名城大学は皆さん方とともに、皆さん方のお力を借りて一層、前進していきたいと思っています」と述べました。講演会では日本体育大学児童スポーツ教育学部助教でロンドンオリンピック体操日本代表の田中理恵さん(2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事)と名城大学女子駅伝部監督の米田勝朗法学部教授(日本体育大学OB)によるトークセッションが行われました。名城大学と日本体育大学とは2014年6月に包括連携協定を締結しており、日本体育大学からは松浪健四郎理事長、今村裕常務理事も駆け付けました。トークセッションでは米田監督がインタビュアー役を務めながら、田中さんがスポーツ人生を通して培われたチャレンジ精神、周囲の支えやつながりの力、可能性への挑戦などについて語りました。
赤﨑終身教授「偉業達成」のだるまも登場
第2部は「那古の間」に会場を移して行われました。小笠原日出男理事長は参加者たちに改めて赤﨑勇終身教授の2014年ノーベル物理物理学賞の偉業を報告し、称えるとともに、開学90周年募金への協力を呼びかけました。続いて校友会群馬県支部長でスペシャルホームカミングデイ招致者でもある菊地政一さん(1965年理工学部電気電子工学科卒)が、赤﨑終身教授のノーベル賞受賞を祝って贈っただるまへの目入れ式が行われました。事前に赤﨑終身教授が入れてあった左目に続いて、校友会の堀川浩良会長が右目を入れると、会場は大きな拍手に包まれました。堀川会長が乾杯発声を行うと、さっそく出身学部、学科ごとに設けられたテーブルでは、懐かしい再会を果たした卒業生たちの乾杯が相次ぎました。鹿児島市から参加した山下茂昭さん(1964年理工学部建築学科卒)は、「卒業後は鹿児島県庁に勤務しましたが、自分たちが学んだ校舎も貧弱だった枇杷島校舎時代を思うと、ノーベル賞受賞者まで生み出した母校の発展ぶりが夢のようです」と話していました。
ステージでは法学部4年生の杉山大祐さんによる津軽三味線演奏、モダンジャズ研究会によるジャズ演奏も行われ、年輩の卒業生たちから盛んな拍手が送られました。